• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 保育・教育
  • 小学校教諭
  • 今から役立つ経験を教えて
小学校教諭になるために今から役立つ経験

小学校教諭になるために今から役立つ経験

全国のオススメの学校

小学校教諭を目指す人は高校時代にどんなことに気をつけ、どんな勉強をしておけば良いのでしょうか。学校の勉強はもちろんですが、それ以外にも教壇に立ったときの自分を想像しながら、さまざまな準備をしておいて損はありません。ここでは、高校時代に身につけておくと良い特技を考えていきましょう。

基礎英語を修得し、勉強法の秘策や秘訣を蓄積しよう

教育心理学や教育哲学などの専門的学問は、大学などの高等教育機関に進学してから学べるので、まずは学校の勉強を高校時代にしっかりしておくことが大切です。加えて英語が好きな人のほうが、教諭になったときに有利でしょう。それはなぜかというと、2020年に小学3年生からの「外国語活動」が必修化されたためです。この改訂により基礎英語は教諭を目指す人にとって、必要最低限のレベルとなりました。
また、小学2年生で学ぶ掛け算の九九も、プリントに書かれた九九の表を暗記する方法では、暗記が苦手な児童は途中で投げ出してしまうことになります。そうした児童が一人も出ないよう、クラス全員がゲーム感覚で楽しみながら学べる九九の教材を活用すると、児童は無理なく九九を修得できるようになります。
こうした創意工夫あふれる勉強法や、暗記をするうえでのコツや工夫は高校時代に培われることが多いので、やる気を出すコツ、集中力を途切れさせない方法、不得意分野を克服するコツといった秘策や秘訣を、試験勉強などに臨む際にあれこれ工夫しておくと、教壇に立ったときにきっと役立つことでしょう。

他者に誇れる特技、得意分野をみつけよう

“他者に誇れる自分だけの特技”をみつけておくことも大切です。例えばピアノやギターの生演奏ができる人は、音楽の授業で活躍できます。歌を教える場合、印象的な歌詞や難しい音程の箇所を繰り返しながら児童の音感を養っていきますが、そこで教師が楽器を生演奏できると、CDなどの音源を流すよりも指導の自由度は圧倒的に高くなります。子どものキーに合わせて伴奏したり、ハモリや輪唱を指導する際も、生演奏であれば児童の引き込まれ方やのめりこみ方がぐっと強くなり、学びの度合いも深まります。

そのほかにも、体育、図工といった実技教科に生かされる“他者に誇れる自分だけの特技”をもっておけば、「先生ってすごい!」と児童の心をひきつける武器になり、児童と強いつながりを築くこともできるでしょう。もちろん特技に限らず、世界地図に詳しい、カブトムシやセミの生態に詳しい、バク転や倒立ができる…など、社会、理科、体育の教科に生かされる得意分野も同じです。
これといった特技や得意分野が見つからない人は、「説明がわかりやすい」「声が聞きやすい」など、教師としての素質を磨くことも一つの手段。今まで出会った教師の姿に自分を重ね、どんなふうに児童と時間を過ごし、○○を教えるとき自分はどんな方法で児童に教えるか…といった具合に、教諭になったときの自分をイメージしてみると、理想の教師像が思い浮かぶはずです。高校時代からそうした努力をしておくと、教壇に立ったときその特技が大いに役立つことになるでしょう。

2025年6月更新

関連する記事

小学校教諭を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT