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小学校教諭の1日のスケジュール

小学校教諭の1日のスケジュール

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ここでは、ある小学校教諭の1日を見ていきましょう。国語、算数、理科、社会、体育、音楽、図工といった教科を一人で担当する小学校教諭は、その日におこなう授業の準備を前日までにおこなっておかなければいけません。黒板に書く内容、プリントの準備、教科書の内容の確認など、教諭はさまざまなことに目を配りながら多忙な毎日を過ごしています。

小学校教諭の1日

小学校教諭の1日

小学校教諭はどのような毎日を過ごしているのでしょうか。ここでは、ある先生の1日を紹介します。
6:00 起床 
7:30 学校着。自席のパソコンに電源を入れ、受け持ち教室へ
7:35 児童がその日を気持ちよく迎えられるよう、ほうきとちりとりで教室の床を掃除
そのほか掲示物のはがれや、給食袋などが床に落ちていないかを確認します
7:50 職員室に戻り、コーヒーを飲みながら一日の業務を確認
8:00 続々と登校してくる児童を迎えます
8:30 教諭としての勤務がスタート
教室で児童一人ひとりの名前を呼んで出欠確認
出欠をとりながら一人ひとりの児童の顔を見て、風邪の症状や体調が悪そうな児童がいないかなどの健康観察をおこないます
8:45 朝の10分間の短時間学習(帯学習)
授業が始まる前に、英語の歌、短いストーリー、英会話のフレーズを全員で何度も繰り返して言うレッスン型の映像などを、教室に設置されたDVD機器を使って鑑賞します。この10分を毎日繰り返すことで、英語のコミュニケーション能力の素地や英語のリズムを養います
8:50~ 1時間目 国語
『ごんぎつね』『かたあしだちょうのエルフ』『チックとタック』『おおきなかぶ』など、学年ごとに異なる児童文学の名作に触れながら悲しさ、喜び、生と死、そして日本語の楽しさや難しさを学んでいきます
9:40~ 2時間目 算数
掛け算、足し算、割り算といった算数のキホンを学ぶことで数学的な思考力を養っていきます。発表やグループワークなど、さまざまな方法で自分の考えを伝え合う活動を通して、児童の探究心や創造性を養っています
授業と授業の間の業間休み
10:45~ 3時間目 音楽
児童は歌が大好きなので、低学年の場合は豊かな感性を育むことを目的に、音楽の魅力を味わう授業がおこなわれています。また、高学年では、音楽表現の楽しさや音楽を通して生活や社会の中で音楽と豊かにかかわっていく資質を養っていきます
11:35~ 4時間目 
児童の興味・関心をひきつける実験や、自然の中での昆虫・植物観察をおこなう屋外授業や、不思議な事象や「なぜ?」「どうして?」というギモンをもとに社会をみつめることで、科学的な見方や考え方を養います
12:20~13:00 給食 
13:40~ 5時間目  社会
最近は「なぜ?」「どうして?」という児童の素朴なギモンを解決していく方法を取り入れ、世の中の不思議を解き明かしながら、知的好奇心を養う授業が行われています
5時間目で終了する日は「帰りの会」を行い児童は下校
14:30~15:15 6時間目がある日は、5・6年生のみクラブ活動や委員会活動をおこなう
クラブ活動はインドア派とアウトドア派があり、インドア派はダンス、料理、イラスト・マンガ、将棋・オセロ、パソコンがあり、アウトドア派は、球技、バトミントン、陸上などがあります
15:30 児童全員の最終下校時刻。残っている自動がいると「自宅に帰りましょう」という校内放送が流れます
15:30~ 
学年別の教諭会議や学校全体の職員会議、教諭研修などの「学校全体の運営業務」にも参加するほか、その日の授業で児童から集めたプリントの採点、翌日の授業の準備をおこなう「担当クラスの運営業務」に携わります
20:00~ 帰宅
以前は職員室の明かりが夜10時過ぎまでついていることも多かったのですが、「働きかた改革」によって効率的に業務を進め、早く帰宅する教諭が最近は増えています

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