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小学校教諭になるための勉強時間・やり方

小学校教諭になるための勉強時間・やり方

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どんな職業にも共通しますが、社会人になってからも日々の情報収集をはじめ、さまざまなことに興味をもつことが大切です。ここでは、教諭が広いアンテナを張っていろいろなことに好奇心をもちながら、児童の目線に立つことの大切さを考えていきましょう。

社会の出来事に興味をもち、情報を備蓄する

世の中で今どんなことが問題になっているのか、その問題はどうして起きたのか、問題を解決できない理由は何なのか、といったように、教諭は常に幅広い分野にアンテナを張って新しい情報を仕入れていかなければなりません。
6歳~12歳の児童はまだ幼い子どもですが、その感性は驚くほど柔軟。世の中で起こっているできごとやはやりをすばやく察知し、トレンドに精通する“ウォッチ力”をもっています。そのため教諭も感度の高いアンテナを張る必要がありますが、それは単に情報を仕入れれば良いということではなく、数年前、現在、未来といった時間軸の中、問題がどのように変化しているかという目線や思考回路で、世の中の今をとらえていくことが大切です。
こうした情報収集によって教諭は子ども以上に進化、深化していかなければならないため、広い視野や科学的な思考回路を普段から養っておきたいもの。そうした力が養われると、「去年と同じ方法やプリントではなく、今年はこうアップデートしていこう」と具体的なアイデアが浮かんでくるようになります。
ここで、ある小学校教諭が肝に銘じている言葉「備蓄は必ず枯渇する」をご紹介しましょう。その先生はこう言います。
「〈備蓄は必ず枯渇する〉は、防災の教訓で使用されることが多いのですが、蓄えたものも月日が経てば使用期限切れになってしまいます。常に新しいことを補充、仕入れ続けなければならないという、教師の日々の活動や姿勢にも当てはまる言葉なのです」
広い視野や科学的な思考回路を養うため、その教諭は常に〈備蓄は必ず枯渇する〉の言葉を戒めにして教壇に立っていると言います。

社会の出来事に興味をもち、情報を備蓄する

私たちは、気づかぬうちに子どもから大人へと成長します。その成長過程で、子ども目線で見ていたものを、いつしか大人目線で見るように変化していきます。児童の目線と大人の目線では見える世界が異なるため、小学校教諭は常に児童の目線に立つことが求められますが、子ども目線を保つにはどのような方法があるのでしょうか。
例えば、アニメの人気キャラクター、はやりのゲーム、地方伝承、昔話、妖怪などの知識を蓄えることも、子ども目線を保つための秘訣です。驚くほど柔軟な感性と高い吸収力をもつ児童は、メディアやいろいろな本から幅広い情報を瞬時にキャッチする特技をもっています。ある曲がヒットすると、その曲のフレーズや振り付けをあっという間に覚えてしまうことも、大人にはまねできない子どもならではのスゴさです。そうした意味でも、最新のヒット曲を音楽の授業に使用すると児童は強い反応を示すので、ヒットチャートやアニメソングの知識の蓄えは、教諭にとって大きな武器になります。
さらに、児童が何気なく交わしている会話の中で人気アニメのキャラクター名が出てきたとき、教諭が「なにそれ?先生は知らない」といった反応を示してしまうと、児童に「先生はそんなことも知らないの」と思われかねません。逆に、マニアックな妖怪について教諭が知っていたら、きっと児童は羨望のまなざしを向けてくることでしょう。このように、教科とは関連しない知識が思わぬところで児童との絆を深めるきっかけにもなるので、さまざまな分野や領域に興味をもち、普段から児童の目線を養っておくようにしましょう。

2025年6月更新

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