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どんな職業にも共通しますが、社会人になってからも日々の情報収集をはじめ、さまざまなことに興味をもち、常に好奇心をもつことが大切です。ここでは、教諭が広いアンテナを張っていろいろなことに興味をもちながら、児童の目線に立つことの大切さを考えていきましょう。
社会の出来事に興味をもち、情報を備蓄する
世の中でいまどんなことが問題になっているのか。その問題はどうして起きたのか。問題を解決できない理由は何なのか、といった幅広い分野にアンテナを張って、教諭は常に新しい情報を仕入れていかなければなりません。
6歳~11歳の児童は世の中的に見てまだ幼い子どもですが、驚くほどの柔軟な感性をもつ子どもは、世の中で起こっている出来事やはやりをすばやく察知し、トレンドに精通する“ウォッチ力”をもっています。そのため教諭も感度の高いアンテナを張る必要がありますが、それは単に情報を仕入れればよいということではなく、数年前、現在、未来といった時間軸の中で、問題がどのように変化しているかといった目線や思考回路で、社会の変化、世の中の“いま”をとらえていくことが大切です。
こうした情報収集によって教諭は子ども以上に進化、深化していかなければならないため、幅広い目線や科学的な思考回路を普段から養っておきたいもの。そうした目線や思考回路が養われると、去年と同じ方法やプリントを使った授業ではなく、常にどのような方法がいまの児童にとって最適か、どんな方法がいまの児童に喜ばれるのかという感性や感覚が養われるようになります。
ここで、ある小学校教諭が肝に銘じている言葉「備蓄は必ず枯渇する」をご紹介しましょう。その先生はこう言います。
「〈備蓄は必ず枯渇する〉は、防災の教訓で使用されることが多いのですが〈同じことをしていたらいつか限界がくる。だから教諭も常に新しいことを補充、仕入れ続けなければならない〉。そうした意味でも〈備蓄は必ず枯渇する〉は教諭の日々の活動や姿勢にもあてはまる言葉なのです」。
幅広い目線や科学的な思考回路を養うため、その教諭は常に〈備蓄は必ず枯渇する〉の言葉を戒めにして教壇に立っていると言います。
社会の出来事に興味をもち、情報を備蓄する
私たちは、気づかぬうちに子どもから大人へと成長します。その成長過程で、子ども目線で見ていたものを、いつしか大人の目線で見るように変化していきます。児童の目線と大人の目線では見える世界が異なるため、小学校教諭は常に児童の目線に立つことが求められますが、子ども目線を保つにはどのような方法があるのでしょうか。
例えば、アニメの人気キャラクター、はやりのゲーム、地方伝承、昔話、妖怪などの知識を蓄えることも、子どもの目線を保つための秘訣です。驚くほど柔軟な感性と高い吸収力をもつ児童は、メディアやいろいろな本から幅広い情報を瞬時にキャッチする特技をもっています。ある曲がヒットすると、その曲のフレーズや振り付けをあっという間に覚えてしまうことも、大人にはまねできない子どもならではのスゴさです。そうした意味でも、最新のヒット曲を音楽の授業に使用すると児童は強い反応を示すので、最新ヒットチャートや有名なクラシックの知識の蓄えは、教諭にとっての大きな武器になります。
さらに、児童が何気なく交わしている会話の中で人気アニメのキャラクター名が出てきたとき、教諭が「なにそれ? 先生は知らない」といった反応を示してしまうと、児童に「先生はそんなことも知らないの」と思われかねません。逆に、マニアックな妖怪について教諭が知っていたら、きっと児童は教諭に羨望のまなざしを向けてくることでしょう。このように、教科とは関連しない知識が思わぬところで児童との絆を深めるきっかけにもなるので、さまざまな分野や領域に興味をもち、普段から児童目線を養っておくようにしましょう。
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