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メイクアップアーティストの1年目はどうだった?

メイクアップアーティストの1年目はどうだった?

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メイクアップアーティストの働き方スタイルには大別して制作会社に所属するパターンとフリーランスがあります。いずれにせよ、最初は先輩のアシスタントから始まるのが一般的です。アシスタントはどんな毎日を送っているのか聞いてみました。

雑務をこなしながら、技術を盗む

 アシスタント期間にはメイクアップアーティストとして活躍するための基礎を身につけます。先輩や師匠のヘアメイクを間近にみて勉強していくのですが、その一方でヘアメイク以外のさまざまな役割を担います。例えば、現場には先輩や師匠よりも早く入って準備を整えておかなければなりません。撮影中はスタイリストやカメラマン、照明スタッフを手伝ったり、モデルにお茶出しなどの気づかいをするのも大切な仕事になります。こうした雑務を通して、周囲の人々が求めることは何かを常に考えながら行動する力が養われるというわけです。現場での細やかな気配りができることは、プロとして仕事を依頼されるメイクアップアーティストになるために欠かせない資質です。

現場の潤滑油になる

 実際の現場では、積極的にコミュニケーションをとりながら、現場全体に良い空気を作れる人が重宝されるといいます。例えば、雑誌やテレビなどの撮影現場というのは、モデルやスタイリスト、カメラマン、照明スタッフなどさまざまな専門性をもつスタッフが集まって、どうしたらより魅力的な画が撮れるかを考える、クリエイティブなチーム活動です。自分が納得できる作品を作るというアーティストとは異なり、チームの一員としてのアイデアや考え方が求められます。1年目は、どうすれば制作現場が一丸となるかなどを肌で感じ取って学びます。そうしたことを意識して、気配りや発言に工夫をするということが求められます。

ほかの仕事にも、常にアンテナを張る

プロになればヘアメイクの高い技術があるのは当たり前。それ以上の総合的な人間力が求められます。例えば、ヘアメイクだけでなく、写真やファッション、ライトの当て方や誌面のレイアウトなどについても知識があれば、現場で良いアイデアが出せますし、他のスタッフとのコミュニケーションもスムーズになります。結果として、周囲に頼られ、仕事が回ってくるメイクアップアーティストになれるわけです。1年目から、現場にいるさまざまな人の仕事に興味をもち、他分野の知識を増やすという心がけが大事になります。

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