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映画やテレビ、雑誌などの裏側で活躍するメイクアップアーティストですから、実際に働く姿をイメージするのは難しいものです。漫画や映画作品を通して、具体的な仕事や作品について学んでみましょう。
アカデミー賞メイクアップ・ヘアスタイリング部門の映画作品
トップアーティストが手がけるヘアメイク技術に手軽に触れられる方法の一つに、映画鑑賞があります。作品を選ぶうえで注目したいのが、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング部門です。これはメイクアップの分野で最優秀とされた映画作品およびメイクアップアーティストに与えられる賞です。1994年『フランケンシュタイン』、2001年『ロード・オブ・ザ・リング』、2008年『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などの作品に登場する妖怪・老化メイクはいい勉強になるはずです。さらに長年の受賞作品を見比べることで、メイク技術がいかに進化してきたかという歴史を学んでもいいでしょう。
特殊メイクの世界を描いた漫画『アトリエ777』
顔の型取り、ラバーを使って鼻や唇などのパーツ造形など、特殊メイクの制作工程を学べる作品です。主人公は25歳の女性メイクアップアーティスト。ファッション雑誌の表紙を飾るモデルのヘアメイクをまかされるほどの実力をもちながら、自分自身の容姿に劣等感を抱いています。ところがある日、特殊メイクによって老人に変装したイケメン男性に出会い、その変貌ぶりを目の当たりにしたことで、「私も別の顔を手に入れたい」と特殊メイクの世界に飛び込みます。恋に仕事にと奔走する主人公の姿を通して、特殊メイクという仕事やそのおもしろさに触れられます。
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