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ネイリストの1年目はどうだった?

ネイリストの1年目はどうだった?

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一般的にネイリストとしてネイルサロンで勤務する場合、サロンごとにルールが違うこともあり、最初の1年間は雑務などのヘルプ業務から始まります。各サロンのルールに基づいて仕事を覚えていかなければなりません。あるネイルサロンに勤務するネイリストの1年目を見てみましょう。

はじめは雑務をこなしプレパレーションを学ぶ

1年目から一人でお客さまに施術をすることはできないので、はじめはサロンに慣れるためにも雑務をこなし、サロンの片付け、予約の電話受付などからおこないます。
次に、プレパレーションを覚えていきます。プレパレーションとは、日本語で準備や用意を意味しますが、ネイルの世界ではジェルネイルを塗る前の自爪の下処理のことです。爪や手をエタノールで消毒し、爪の形や長さを整えてから甘皮の処理をして、水分と油分の除去をおこないます。やり方はほぼ決まっていますが、サロンごとに微妙に違うので、別のサロンに勤務するようになった場合はそのサロンでのやり方を覚えます。サロンによっては新人がお客さまにプレパレーションをおこない、ネイルを塗るのは先輩社員が担当することもあります。まだ新人にすべてを任せられない場合や、分業システムを取り入れている場合などが該当します。

技能検定試験に合格を目指し、技術を磨く

JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が認証するネイリスト技能検定試験があり、下から3級、2級、1級に分かれています。3級は基本的な技術で、義務教育が終了していれば誰でも受けられるので、できれば1年目でこの試験に合格することが求められます。
ただ、これはマニキュアの資格なので、現在主流のジェルネイルでは使えません。ジェルネイルはJNA(日本ネイリスト協会)がおこなう試験の場合、初級、中級、上級です。
これらの試験は国家資格ではないので、必ずこの検定試験に合格していないと仕事ができないわけではありませんが、中にはその講習を受けないと材料が使えない場合もあります。どちらかと言うと、このような講習や研修は商品を上手に使うための勉強会のようなものですが、自分がやりたいネイルの施術を美しくきちんと仕上げることができるようになるには、1年目になるべくたくさんの勉強会や研修に行くことが大切です。
技術者の世界は上下関係を大事にする傾向があるので、トイレ掃除やサロンの片付け、お茶碗を洗う、頼まれてお使いに行く、サロンのメンバーのランチを買いに行く、などの雑務が結構あります。お客さまにお茶を出したり、電話で予約を取ったり、社会人としてていねいな言葉遣いや接客に関するマナーなども当然できなくてはいけません。
1年目はまず社会人としてのマナーを身につけると同時に、勉強をしてネイルの技術を磨き、資格を取ることが必要になるでしょう。

取材協力

高橋果内子

美容家/コラムニスト OL生活を経て30歳で美容業界に転身。過去のモデル経験、多数の美容資格取得の経験から幅広いジャンルの美容情報に精通。 現在は、美容コーディネーターとして活動しウェブメディアにて多数連載を持つ。 一般社団法人 地域復興美と笑顔を繋ぐ会の代表も務め、美容家仲間たちと美にまつわる活動を通じてボランティア活動も行っている。

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