• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 美容・理容・ヘアメイク
  • 理容師
  • 必要な試験と資格は?
理容師の必要な試験と資格は?

理容師の必要な試験と資格は?

全国のオススメの学校

理容師として働くためには、理容師免許が必須。理容師国家試験は、筆記試験と実技試験で構成されており、2月と8月の年2回実施されます。
ほとんどの学生は在学中の2月の試験を受けますが、そこで不合格になった場合には翌年度の8月の試験を受けることになります。2月実施の理容師国家試験の合格率は年度によってばらつきがありますが、平均すると約70%、8月の試験の合格率は平均で55%ほどです。
この結果からも、在学中にまじめに学び、繰り返し実技を練習することが、理容師への近道と言えそうです。なお、美容師国家試験の合格率と比べ、理容師国家試験の合格率は低い傾向にあります。

理容師国家試験

≪試験日・試験地≫
◆試験日/2月と8月の年2回実施
◆試験地/
実技試験:38都道府県(秋田県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、鳥取県、長崎県、大分県、宮崎県を除く各都道府県)
筆記試験:15都道府県(北海道、岩手県、宮城県、埼玉県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、 大阪府、兵庫県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県)

≪受験資格≫
◆理容師養成施設で、次の課程を修了した人
 昼間課程 2年以上
 夜間課程 2年以上
 通信課程 3年以上

≪試験内容≫
◆実技試験
1)カッティング
2)シェービング
3)顔面処置および整髪

◆筆記試験
関係法規・制度、衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)、理容保健(人体の構造および機能、皮膚科学)、理容の物理・化学、理容理論

※実技試験または筆記試験のいずれかに合格した人は、申請により次回の試験でその合格した試験を免除

≪合格基準≫
◆実技試験の合格基準
以下、両方の条件を満たしている場合
1)衛生上の取り扱い試験
 減点が30点以下であること
2)基礎的技術試験
 減点が40点以下であること

◆筆記試験の合格基準
以下、両方の条件を満たしている場合
1)50問中60%以上の正答率であること
2)関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構成および機能、皮膚科学、理容の物理・化学、理容理論のいずれの課目においても無得点がないこと

◇合格率:75.1%(平成29年2月)、60.5%(平成28年8月)
※公益財団法人 理容師美容師試験研修センター発表

そのほかにあると便利な資格

・管理理容師
将来独立し、自分のお店をもつことを考えている人に必要となる資格です。2名以上が働く理容室には、管理理容師資格取得者を1人以上置かなければならないと理容師法で決められています。管理理容師の資格は、理容師免許を取得後3年以上理容の業務に従事したうえで、所定の講習を受講すると取得できます。

・毛髪診断士
公益財団法人日本毛髪科学協会が認定する資格です。毛髪や男性ホルモン、毛髪の疾患について総合的に学び、毛髪診断の仕方などを実践的に学習します。2日間の講習会を修了して認定試験に合格すると毛髪診断士として認定されます(2年ごとの更新が必要)。毛髪に関する知識と、顕微鏡などを使って毛髪の状態を的確に観察する技術を習得することで、髪の毛に悩みを持つ人に的確なアドバイスができるようになります。

・色彩検定
従来「感性」だけによるものと見られがちであった「色に関する知識や技能」を理論的、系統的に学ぶことにより、「理論に裏付けられた色彩の実践的活用能力」を身につけることを目的にした技能検定です。
理容室でもヘアカラーリングは人気メニューのひとつ。一人ひとり違う顔の色に合わせたカラーリング、服とヘアカラーリングのコーディネートなどに知識が生かされます。

・ネイリスト、メイクアップ
女性理容師の場合特にですが、ネイルやメイクに関する資格をもっておくと、自身の強みとなるでしょう。
ネイリスト技能検定試験、日本メイクアップ技能検定試験など、ネイルやメイクに関する資格は複数の団体が主催しています。最近ではトータルビューティーに力を入れる理容室が増えていますので、メイクやネイルの知識や技能も、これからの理容師には必要なものと言えそうです。

関連する仕事・資格・学問もチェックしよう

関連する仕事の必要な試験と資格もチェックしよう

理容師を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT