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ドッグトレーナーに求められる人物は?適性を知る

ドッグトレーナーに求められる人物は?適性を知る

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犬とふれあう時間が大半なので、大前提として「犬が好き」という気持ちがなければドッグトレーナーを続けることは難しいでしょう。加えて、忍耐力も重要です。問題行動を起こしてしまう犬が一度で言うことを聞くようになるケースはほぼありません。犬の学習理論などの行動パターンを理解しつつ、犬をよく観察したうえで導き出した方法でもなかなか成功しないこともあります。そこであきらめずに根気良くしつけを続けなければ犬に変化を与えることはできません。また、ドッグトレーナーがかかわるのは犬だけではありません。飼い主である「人」とのコミュニケーション能力も重要になってきます。そのほか、観察力や体力、瞬発力などさまざまな力が必要とされます。

「犬が大好き」という気持ち

ドッグトレーナーという職業に興味をもっている人ならこの気持ちを抱いている人は多いでしょう。しかし、ドッグトレーナーが相手にするのは愛犬ではなく他人の犬。加えて大きさや種類、性格までバラバラです。どんな犬でも平等に愛する気持ちがあるかどうかが重要です。また、犬という生き物を仕事相手にするということは、「犬が好き」という想いだけでは難しい場合もあります。「犬が大好き」という気持ちの上に、「人の役に立ちたい」「犬の命を救いたい」など「犬を通して自分がしたいこと」を明確に決めておくと仕事で辛い時も頑張れる糧になるでしょう。

忍耐力

一頭一頭個性が異なるので、覚えの早い犬もいればなかなか覚えられない犬もいます。何度しつけても言うことを聞いてくれない犬に対峙した際、「もう無理だ」「自分の能力が足りないから…」とあきらめてはいけません。1匹の犬のしつけは1日では決してなせません。犬が体で表現する小さな意思表示を見逃さず、犬の性格に合ったしつけ方法を模索しながら少しずつ犬に理解してもらい、根気良くしつけを続けていきます。そうすれば犬は必ずこたえてくれるはずです。自分の呼びかけに応えてくれた時、よろこびと同時に大きな達成感も味わえるでしょう。それがやりがいとなり、仕事を続けるモチベーションにもなります。また、言うことを聞いてくれないさまざまな犬と向き合うことを「自分のトレーニング経験が磨かれる」と前向きに捉える力も必要と言えるかもしれません。

人とのコミュニケーション能力

「この能力がないと務まらない」という人もいるほど重要な能力です。依頼を受ける際のヒアリングや、トレーニング後のしつけ方法の説明など、人である飼い主とコミュニケーションをとる機会が多くあります。いくら「犬へのトレーニング」が主な業務だとしても、依頼をするのは「人」である飼い主です。「ドッグトレーナーとして欲しい人材」として、「笑顔で接客できるか」「人あたりの良さ」を重視する企業もあるほどです。
また、上手にコミュニケーションをとることができれば「次もこの人にお願いしたい」と飼い主に思ってもらえたり、口コミで広げてもらえたりもします。飼い主との信頼が次の仕事につながることもあるでしょう。
ドッグトレーナーは犬の個体差のほか、飼い主の性格・考え方・経済力によって多様な対応が求められる機会が多くあります。うまく対応するためにも、さまざまな経験を通してコミュニケーション能力を培うといいでしょう。

体力

犬には多くの種類があり、大きさもバラバラです。大きな犬になると力もとても強くなります。まだ犬が言うことを聞いてくれない段階では、何度も何度も向き合うことで、体力を消耗します。ほかにも、犬と遊びながらコミュニケーションをはかったり、施設の掃除をしたりと体を動かすことが多い仕事なので、体力もある程度大事になってくるでしょう。

その他

有効なしつけ方法をみつけるために犬の性格を見極める鋭い「観察力」のほか、犬のアクションに対してすぐにほめたりフィードバックをしたりする「瞬発力」も必要です。
また、犬は「褒められた!」という成功体験を通し自信をつけていくことで学び、成長します。観察力を通して犬の気持ちを察し、「その犬に自信をつけさせるためにはどうしたらいいか」という「想像力」も必要になるといえるでしょう。

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