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獣医師のズバリ!将来性は?

獣医師のズバリ!将来性は?

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ペットの飼育頭数はピークを迎え、今後は減少傾向にあると考えられているものの、獣医師不足に悩む動物病院も多く、ニーズは多いと言えます。
また、近年はペットを家族同然に大切に扱う飼い主が増えており、今後は一層、専門性の高い治療が求められるでしょう。一方、主に検査などを行う公務員獣医師は地方であるほど数が不足していると言われています。待遇を改善するなど体制を整える自治体は増えていますが、今後も人材不足はしばらく続いていく見込みと考えられています。

より専門性の高い治療が求められる

「ペットは家族の一員」という考えが根付いてきたことに加え、飼い主がインターネットなどで調べてよりよい治療法について知識を得ていることも多く、飼い主の「もっと高度な治療を」という要望は高まっています。
獣医療は常に進歩していますが、今後はさらに深い知識や高い技術を身につけることが必要になってくるでしょう。

活躍の幅が広がっている

近年は動物病院のバリエーションも増えています。例えば、ハリネズミなどペットとしては珍しい動物の診療ができる病院、夜間に対応する救急病院など、患者のニーズに合わせて病院の種類も多様化し、働き方の選択肢も増えるでしょう。
また、医療、福祉、教育の現場において、動物との触れ合いなどを通じて人々の生活の質の向上をさせたり、治療の補助をしたりするアニマルセラピーをはじめ、動物の役割の幅も広がっています。そのような動物のケアにも獣医師が必要不可欠であるため、動物の活躍の場が増えることに伴い、獣医師の活躍の幅も広がっていくと考えられます。

公務員としての獣医師

近年、地方自治体で働く獣医師の減少が問題となっています。
公務員獣医師は、地域の畜産農家の経営を支えたり、子どもから大人まで人々が栄養ある食品を口にできるよう安全性を確保したり、口蹄疫など家畜にとっておそろしい病気が地域で拡大し、被害が大きくならないよう監視・対策をしたり、人々の暮らしの安全を守る重要な役割を担っています。
体力的・精神的にもハードですが、社会的な責任は大きく、やりがいも大きな仕事です。その重要性を訴える声は増えており、給与体系や待遇など職場環境をはじめ、修学資金の給付や体験実習の実施など教育環境の見直しもより一層図られていくでしょう。

女性が長く活躍できる環境づくりへの期待

女性も多い職業ではありますが、女性の働きやすさという観点では、これから改善が期待される面が大きいと言えます。地方自治体や民間企業では、女性が働きやすい環境づくりに力を入れているところもありますが、動物病院においては産前産後休業、育児休業の制度が整っていない病院もあるほか、動物の容体によって急に対応が必要になるなど決まった時間に帰ることが難しい、獣医師の人数不足により休みたくても代われる人がいないなど、産後復帰しても働き続けることが難しく、結婚や出産を機に仕事を辞める人も少なくないようです。そのため、職場の理解や産前産後休業、育児休業などの厚生面の充実を求める声も高まっています。復帰後も獣医師という仕事をあきらめず、パートタイム勤務に切り替えて働き続けている人もいます。専門性の高さが必要になる仕事だからこそ、経験を積むほど獣医師としての腕は上がっていき、活躍の場は広がるはずです。ライフステージの変化にかかわらず、多くの女性獣医師が活躍することが期待されています。

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