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トリマーは忙しい? トリミング以外にやらなきゃいけないことがある? ここではペットホテルを併設するペットサロンを例に、トリマーの1日をのぞいてみましょう。
ペットサロンの1日は大忙し
▼犬のケアから1日がスタート
サロンの開店時間の1時間前には出勤します。制服や作業着に着替えたら、まずはサロンに併設するホテルへ。前日から泊まっている犬たちのケージの掃除を済ませ、散歩につれていきます。散歩から帰ったら食事の時間です。
合わせて店内も掃除をします。前日の閉店後にしっかりと掃除をしているので、朝の掃除はそれほど時間をかけなくても大丈夫。通路を掃いたり窓を拭いたり、お客さまを迎える準備をします。
▼トリミングにかかる時間は1匹1~3時間
開店すると、犬を連れたお客さまが次々と訪れます。このサロンでは、爪や耳の手入れなどを含めたシャンプーコースと、さらにカットを加えたトリミングコース、計2コースがあります。飼い主さんとカウンセリングをして仕上がりの要望などをうかがってから、作業をスタートします。
1匹あたりにかかる時間は、チワワのような小型犬の場合のシャンプーコースで1時間弱、トリミングコースで2時間程度。一方ゴールデンレトリバーのような大型犬だと、シャンプーだけでも1時間半、トリミングも含めると3時間くらいかかることもあります。
作業の間はずっと立ちっぱなし、さらにハサミでけがをさせないように神経を使うので、時間的にも体力的にも大変。1日で一人あたり最大5匹程度を担当するのが限界とのこと。
サロンの場合はお客さまの予約時間が最優先のため、スタッフはゆっくり昼食をとる時間もない…ということもあります。
ちなみに動物病院に併設する店舗の場合、午前診療と午後診療の間が3時間ほど空く病院が多いですが、その時間は手術などの対応をするとのこと。ずっと休憩できるわけではないそうです。
▼閉店後の掃除は徹底的に!
お客さまが帰ったら、無事閉店。でもこれで終わりではありません。ホテルに泊まる犬がいる場合は、朝と同じように散歩や食事などのお世話をします。
さらに店内は徹底的に掃除。毛が残らないよう、掃除機のあとにモップもかけてしっかり掃除します。また床はもちろん、保定用の道具やハサミなどの器具の消毒も欠かせません。
使用済みのタオル類も毎日洗濯します。すべての片付けが終わって帰宅できるのは、閉店時間のおおよそ1時間後。店舗によっては、このあとさらに勉強会などが開かれる場合もあるようです。
今回紹介したペットサロンをはじめ、動物病院、ペットショップなどトリマーの仕事場はさまざま。けれどどの職場の場合もトリマーが体力勝負の仕事であることは共通のようです。
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