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トリマーの1年目はどうだった?

トリマーの1年目はどうだった?

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ペットサロン、動物病院、ペットショップなど仕事場にもよりますが、どの職場の場合でも、トリマーがハサミを握れるようになるまでにはさまざまな修業が必要なようです。(取材協力/鈴木奈央子)

まずはシャンプーから

トリマーとして就職できたからといって、入社したての新人がいきなりハサミを握らせてもらえることはほとんどありません。まずは掃除などの雑用をこなすことがトリマーの仕事の第一歩。店舗をキレイにするのも大切な業務です。
お店に慣れたら、トリミングを伴わないシャンプーコースを担当します。とはいえ犬の場合、単にシャンプーするだけではなく爪切り、耳掃除、足まわりのバリカン、口まわりの毛のカット、肛門腺絞り、ドライヤーといった全身のお手入れが含まれるので、覚えることもたくさん。施術中に犬が動かないよう上手に保定するコツなども、シャンプーコースを経験することでマスターできます。
シャンプーコースが完璧にできるようになったら、いよいよハサミを持たせてもらえるようになります。ハサミが持てるようになるまでに早くて半年、通常は1年くらいかかることが多いのだとか。トリマーの1年目はとにかく修行の期間です。

技術は見て覚える!

とある先輩トリマーいわく
「できる子は、新人のうちから他のトリマーのことをよく観察している」
そう。
トリマーはいわば“職人”の世界。学校と違って、実際の職場では先輩がすべての技術を一からていねいに教えてくれるわけではありません。新人のうちに先輩のワザをしっかり観察することも仕事のうちです。
例えば種類や毛質の異なる犬を手早くカットするコツ、犬に対するふるまい方、気性の荒い犬を扱う方法など、実体験からしか学べないことがたくさんあります。
また専門学校ならば
「この部分を○ミリでカットして」
など細かい指示がありますが、実際のお客さまのオーダーは
「短くして」
「かわいくして」
などあいまいなもの。そういったあいまいなオーダーから要望を判断するコミュニケーションスキルや、それにこたえるセンスを磨くのも修行です。
「せっかくトリマーになったのに毎日雑用やシャンプーばかり……」
と意気消沈するのではなく、ハサミをもつ前から、学校では学べない先輩のワザを積極的に学ぶ姿勢が大切です。
一人前のトリマーになるには、学校で得た知識だけでなくさまざまなことを経験する必要があるようです。1年目は苦労がありますが、その苦労は将来のキャリアに必ず生かされます。

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