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インテリアコーディネーターは、依頼主に「どんな風に暮らしたいか」をヒアリングして、「こんな雰囲気の部屋(家)に住みたい」というイメージを具体化しながら、住む人のライフスタイルに合った快適な住空間のプランを立てます。そして、インテリアや住宅に関する幅広い知識、つちかったセンスやアイデアを駆使して、膨大にある家具やカーテン、照明機器などの中から、適切な商品を選びプロデュースします。
インテリアコーディネーターの仕事は、一般住居にとどまらず、オフィスやホテル、レストラン、学校、公共施設などにも及びます。
仕事の流れ
インテリアコーディネーターは、住まいを“快適な空間”にするお手伝いをしますが、その具体的な仕事の流れは、以下のようなものです。
①ヒアリング:依頼主の希望するイメージ、家族構成やライフスタイル、趣味、予算などをヒアリングします。
②プランニング:ヒアリングを元にプランを立てます。空間をイメージし、全体の雰囲気やレイアウト、壁・床・天井、照明、家具などのカラーや素材など、具体的なイメージプランに固めます。
③商品セレクト:最終的なイメージプランに沿った、内装材・設備機器・照明器具・家具・カーテンなどの商品を一つひとつ選びます。
④プレゼンテーション:図面やカタログなどの資料、場合によっては立体モデルを使い、イメージをわかりやすくビジュアル化して依頼主に提案します。
⑤見積り:セレクトした商品などの見積書を作成し、依頼主に提出します。
⑥契約:インテリア商品の決定後、契約します。
⑦商品の発注:商品を確認してショップやメーカーに発注します。ショールームなどへ同行し、実際に確認してから購入することもあります。
⑧納品:注文した商品が届いているかを確認し、家具などのセッティングをします。また、プランどおりに完成したか最終的なチェックを行います。
⑨アフターフォロー:実際に使ってみて、不具合が生じていないかどうかの確認を行います。
住む人の立場に立つ
住まいの心地よさの感覚は人それぞれです。好みの色や素材を使って、自分の趣味やライフスタイルに合った空間で、気持ちよく過ごしたいという気持ちは誰もがもっています。ただ、それを具体化するのは意外に難しく、インテリアコーディネーターは、依頼主の思いやイメージを具体化するのが仕事です。いくら、知識豊富ですばらしいセンスや感性を持ったインテリアコーディネーターであっても、自分の意見を押し付けるのではなく、あくまでも依頼主の要望に沿った空間を提案しなければなりません。
プレゼンテーションが大切
インテリアにこだわりを持つ人は増えていますが、インテリアに関しては素人なので、伝えられるのはイメージだけというケースが多いといいます。そこでインテリアコーディネーターは、依頼主がイメージするインテリアを、具体的にわかりやすく表現できるかどうかが勝負です。
そのためには、図面やカタログなどの資料だけでなく、透視図(パース)や模型、プレゼンテーションボード、コンピュータCGなどさまざまなツールを使い、できるだけ相手の立場に立ってプレゼンテーションすることが、鍵になるといいます。
勤務時間は不規則に
インテリアコーディネーターは、基本的に依頼主の都合にあわせて行動しなければなりません。例えば、個人宅の場合には、土・日曜が休みの依頼主と打ち合せをしたり、ショールームを回ったりする場合もあります。また、建築現場でのインテリアのチェックや業者との打ち合せは夕方以降、夜になってしまうことも多いといいます。決まった時間に仕事が終わるとは限らないため、自分の都合では休めなかったり、夜遅くまで働くなど、不規則な勤務になることもあります。
インテリアコーディネーターになるには?
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建築インテリアデザイン科
建築学部・建築設計デザイン科/卒業後、2016年3月同学建築設計研究科卒
インテリアデザイン科 住宅設計専攻
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