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インテリアコーディネーターの20年後、30年後はどうなる?

インテリアコーディネーターの20年後、30年後はどうなる?

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AI=人工知能の発達によって、20年後、30年後にはなくなる仕事がたくさんあるといわれています。では、インテリアコーディネーターの未来はどうなるのでしょうか。予想される働き方の変化を見てみましょう。

インテリアコーディネーターだからできること

インターネット上の通販サービス大手のAmazonは、ユーザーの情報を蓄積して、音楽や映画、本など、好みの商品を自動的に提案しています。このままAIの発達が進めば、インテリアの世界でも、商品だけでなく、空間コーディネートもユーザーの好みを分析して提案できるようになることが考えられます。

そうなると、インテリアコーディネーターの仕事がなくなるのかといえば、そんなことはないでしょう。

なぜかといえば、インテリアコーディネーターはお客さんとのコミュニケーションや信頼関係があって初めて成り立つ仕事だからです。お客さんから聞いた断片的な要望や、お客さんが言葉で表現できないイメージを、うまく形にすることで、満足してもらうことができます。信頼されることで「この人の提案で、良いものができた」と思ってもらえるのです。

さらにいえば、問題を解決する役割もあります。戸建て住宅を作るときなどは、家族の意見が複雑になります。ショールームやインテリアショップを訪れた夫婦が、意見の食い違いから、その場で口論になってしまうこともたまにあるそうです。こんなときにインテリアコーディネーターが二人の意見をよく聞いて、合意できる点を見いだしていきます。

一方でAIが発達すれば、インテリア製品はある程度お客さんが自分で選べるようになるので、インテリアコーディネーターはより効率的に、コーディネートだけに専念できるようになるかもしれません。AIの発達は、インテリアコーディネーターにとってもメリットがありそうです。

広がるリノベーション

インテリアコーディネーターの仕事は、これからも広がっていくことが考えられます。その大きな理由として挙げることができるのが、空き家問題です。

総務省統計局によりますと、アパートを含めた全国の空き家率は、2023年は13.8%(900万2000戸)でした。空き家数の推移を見ると、これまで一貫して増加が続いており、1993年から2023年までの30年間で約2倍になっています。こうした空き家を活用するリノベーションが今後増えてきて、インテリアコーディネーターが活躍する場面も増えてくると考えられます。

また、リノベーションは住宅だけではなく、商店街の再生や、まち作りの場面でも需要が広がっていく可能性があります。今ある建物を活用しながら、いかに機転を利かせたアイデアを出せるかがより重要になってくるでしょう。
インテリアコーディネーターが必要とされる場面は、これからますます増えそうです。

2024年11月更新

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