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自動車整備士の就職先・活躍できる場所は?

自動車整備士の就職先・活躍できる場所は?

全国のオススメの学校

主な就職先は、ディーラーや自動車整備工場、カーショップなどです。そのほかでは、自動車整備の必要がある大手運送会社やバス会社、ガソリンスタンド、レンタカー・ショップなどです。就職は、新卒者の採用も積極的に行われていますが、有資格者の中途採用が多いのもこの業界の特徴のひとつになっています。また、自動車整備士は、常時、求人需要がある仕事で、就職率の高さも魅力です。カーレースのガレージで活躍するレースメカニックを目指して資格を取得する人もいます。

ディーラー

自動車メーカーと契約を結んだ販売店です。扱う車種は同じメーカーのものが多いため、比較的わかりやすく、最先端の技術に触れられるのが特長で、給与や昇給の面でも安定しているといわれ、自動車整備専門学校を卒業した人が最初に目指す就職先でもあります。

自動車整備工場

車の点検・整備、修理などを行う整備工場です。工場を運営するには、一定以上の自動車整備士の有資格者が必要とされています。認証工場と指定工場の2種類があります。
・認証工場:地方運輸局長から特定整備を行える認証を受けた工場。二級以上の自動車整備士資格者が少なくとも1名以上必要で、整備従業員の1/4以上が三級以上の自動車整備士資格者であることが必要とされています。さらに、自動運転などの電子制御システムについての知識及び技能を持つ二級以上の自動車整備士資格取得者を整備主任者として選任し、届け出なければなりません。
・指定工場:自動車の車検を行うことができる工場(民間の車検場)です。車検の実施には二級以上の自動車整備士資格が必要で、整備従業員の1/3以上が三級整備士以上の資格保有者である必要があります。さらに指定工場は事業場ごとに、整備主任経験者である自動車検査員を届け出なければなりません。

カーショップ

主に中古車を販売するカーショップや整備も請け負っているカー用品店になります。さまざまなメーカーの車を扱うとともにお客さまとも多く接する職場になります。

その他の就職先

毎日の点検・整備が必須のレンタカー・ショップやカーシェアリング会社または、ガソリンスタンドや塗装修理を行うペイントショップなど、車にかかわる多くの場所で自動車整備士は求められています。

人材不足で就職率が高い

日本自動車整備振興会連合会による令和3年度自動車特定整備業実態調査によれば、全国9万1454事業所で働く整備要員(工員)数は39万8952人で、そのうちの自動車整備士数は33万4319人。前年度の調査よりも自動車整備士は5274人減少しています(令和3年度『自動車分解整備事業実態調査』)。
自動車整備士は、現在、深刻な人材不足の状況にあり、早急な対策が必要とされています。自動車整備士の求人では新卒の他にも、業務経験、または資格をもつ人材に向けた中途採用も増えています。また、自動車整備専門学校の多くでは、卒業生の就職率はほぼ100%です。さらに、近年のITを使用した整備が増え、これまでの整備士のイメージが向上したことで、女性からも注目されています。自動車整備士として働きたい人にとっては、売り手市場の今はチャンスだといえるでしょう。

取材協力・監修

一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 ※2022年3月28日更新
自動車整備事業を営む約9万事業場を主な会員として都道府県毎(但し、北海道は7地区)に組織されている一般社団法人の自動車整備振興会を正会員とし、自動車に関係のある事業を営むもの及びこれらが組織する団体等を特別会員とする、道路運送車両法第95条に基づく全国的な公益団体。
自動車の適正な点検・整備を通じて、くるま社会の安全確保、公害防止及び地球環境の保全、並びに自動車ユーザーの利便の向上を推進するため、自動車の整備に関する設備の改善及び技術の向上を促進し、自動車整備事業の健全な運営に資するための事業を行っている。
https://www.jaspa.or.jp/

★自動車整備士について、さらに知りたい方はこちら!
「自動車整備士になろう!」(自動車整備人材確保・育成推進協議会)

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