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グラフィックデザイナーの学校の選び方

グラフィックデザイナーの学校の選び方

全国のオススメの学校

グラフィックデザイナーとして働くために公的な資格などは必要ありませんが、大学や短大、専門学校に進学し、デザインの基礎を身につけておくとよいでしょう。
就職面では大学でデザインを学んだ人が有利に働くこともあるようです。特に大手広告代理店や一部のデザイン事務所などでは、美術系の大学へ進学しグラフィックデザインの技術と理論を総合的に学んだ人を採用する傾向にあります。
早く社会に出て、実践を積むなかでデザインスキルを磨きたいと考えるなら、短大や専門学校で2年間集中的に学ぶのもよいでしょう。

デザインが学べる大学に進学する

美術系の大学にはデザインに特化した学部があることがほとんどですが、一般的な大学でもグラフィックデザイン科が設置されている場合があります。
授業の内容は学校によって異なりますが、1年次には、すべての造形表現の基礎となるデッサンや製図、芸術論などを学び、生徒一人ひとりの芸術性をさまざまな角度から伸ばしていきます。そして2年次からは、実際にグラフィックソフトを使用して作品を制作したり、マーケティングの手法などを学んだりするなど、より実践的な分野のカリキュラムを行う場合が多いようです。
大手広告代理店や一部のデザイン会社では、大卒以上を採用基準にしていることも多いので、希望する就職先によっては、大学への進学を考えておくとよいでしょう。

デザイン系の短大や専門学校に進学する

短大や専門学校は、2年間でグラフィックデザイナーとして働くための基本的なスキルを培うことを目的にしています。課題を中心とした実践的なカリキュラムを組んでいる学校が多く、1年次から仕事を想定した授業が行われることもあります。また、社会に出ても即戦力となれるよう、グラフィックソフトの使い方を集中的に学び、伝えたいことをデザインするスキルを身につけていきます。
専門学校によっては、広告デザインやパッケージデザインなど、デザインの種類別にコースを開講している学校もあり、入学時にどのような分野のデザインを勉強したいのかを明確にしておいたほうがよいでしょう。また、3年コースや4年コースを開講している専門学校もあります。

取材協力・監修

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会

1978年設立。通称JAGDA。東京オリンピックのポスターをはじめ数々の名作を残した故・亀倉雄策らを中心に設立されたグラフィックデザイナーの全国組織。現在約3000名の会員を擁する。年鑑の発行、展覧会やシンポジウムの開催、デザイン教育、公共デザインや地域振興への取り組み、国際交流など、多岐にわたる活動を通じてグラフィックデザイナーを支援している。

馬渕智浩※2020年9月10日更新

DTPオペレーターを経験したのち2003年8月より制作会社のグラフィックデザイナーとして入社。2017年5月より独立し(株)バンダイ(現Bandai spirits)が運営するキャラクターコラボのカフェ(Charabread、ラスカルベーカリー)などのロゴデザインを中心に各種プロモーションツールなどの制作を通じ、ブランディング全般を担当。その他、個人事業者の名刺から大手企業のプロモーションツールまで幅広くデザインを手がけGDdesignとしてフリーランスの活動をしている。

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