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カメラマンの楽しいことと大変なこと

カメラマンの楽しいことと大変なこと

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自分の撮影した写真が賞を獲得したり、雑誌の表紙を飾ったり、ある瞬間を切り取る技術とその価値はとても大きいようです。一方、仕事の時間が不規則で決まった休日がないなど、悩みもあるのだとか。あるカメラマンの楽しいこと、大変なことを聞いてみました。

楽しいこと

あるカメラマンは、とにかく人と話すことが楽しいと感じるそうです。仕事の依頼主であるクライアントと話して、さまざまな話題を引き出すことや、被写体となるモデルの最高の角度や表情を見つけることができた瞬間はとても清々しいと言います。自分一人で仕事をするのではなく、クライアント、モデル、ヘアメイクアップアーティストなどと共同で新しい作品を作り出すことはとても有意義であり、おもしろいそうです。
思いがけない表情や極上の笑顔、かっこいい構図が撮れたときはとてもうれしいそうで、被写体となったモデルに「こんな私見たことない」などと言われることは、カメラマンとして非常にやりがいがあると言います。物撮りで商品を撮影したときでも「こんなにかっこよく撮れるなんてすごい」などと評価されると、この仕事をやっていてよかったと思うそうです。カメラマンが違えば違う表情を引き出したり、違う角度から撮影したりするかもしれませんが、自分じゃないと見つけられない画像を撮れる喜びは大きいと話してくれました。

大変なこと

自分で会社を経営すると、撮影にかかわることとは別に、営業に出かけることや機材チェック、経理業務などいくらでもするべきことがあるだけでなく、締め切りまでにやらなければならないことが多くあると言います。そのため、決まった休日はないそうです。スタジオで働いて仕事をこなすカメラマンとは時間感覚が違うので、あまり感覚がずれないように気をつけているのだそうです。
また、凝り性なので、写真撮影やフィルムの現像などの仕事をし始めるとこだわってしまい、ほかの仕事に影響が出ることもあるので、時間配分は大切だと話します。代理店からの仕事には締め切りがあり、急ぎの場合は寝られないときもあるそうですが、臨機応変に対応するようにしているとのことです。
カメラマンは持ち歩く機材が多くどれもとても重いので、体力的なことも気をつけていると言います。腰に負担がかかることが多いので、なるべく無理をしないようにしながら、体も鍛えているそうです。さらに、カメラ機材は繊細な精密機械なので、取り扱いにも気を遣うということでした。
一番大変だと感じるのは、自分の価値をどう見せるかということだと言います。コンテストなどで賞をとることもありますが、写真や動画を通じて「この人に撮ってほしい」「この人の写真がいい」と言われるようになることが目標だと話してくれました。

取材協力

羽里彦太郎

独学にてフィルム撮影や現像などを学び、5年ほどフリーカメラマンを経て、2015年に株)Callaisを起業、現在は建築撮影、物撮り、ポートレイトなど幅広い範囲で、企業やベンチャー、外資や代理店などと仕事をしている。

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