シンガーソングライターの持ち物を見せて！【スタディサプリ進路】

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多くの人の前に立ち、ベストなパフォーマンスをするため、シンガーソングライターの仕事にはたくさんの機材や道具が必要です。一人ですべてを準備して持っていくことはできないので、スタッフと手分けをして準備・運搬します。楽器を演奏するかどうかによっても必要なものは大きく変わりますが、ボーカル＆ギターを担当する、あるシンガーソングライターのカバンの中身をご紹介します。

初公開！　藤巻亮太さんの七つ道具

持ち物の写真

1.ギター
大きく分けて「アコースティック・ギター」と「エレキ・ギター」の2種類があります。
アコースティック・ギターは、弦の振動をギターの内側にある空洞で響かせます。自然な音色が特徴で、一人で楽器を演奏しながら歌う「弾き語り」にも使われることが多いです。
エレキ・ギターは、弦の振動をピックアップという装置で電気信号に変え「アンプ」と呼ばれる機材をつないで音を増幅させます。アンプの種類により、音色が変わってきます。迫力のある音が出るので、バンドでの演奏にもよく使われます。
私もそれぞれのギターを何種類か持っていて、その日の会場や選曲に合わせ使い分けています。
2.弦
ギターの弦は、切れたり傷んだり、夏は短い時間で錆びてしまうこともあるので、ライブやイベント、テレビ出演などの時には、替えの弦も欠かさず持ち歩いています。
3.カポ（カポタスト）
楽曲ごとにチューニングを変更するときなどに使う補助器具です。バネやレバー、ネジなど、固定のしかたによりいくつかの種類があります。
4.ストンプボックス
足で踏むことで演奏する楽器です。例えば一人でステージに立つ弾き語りライブのときにも、ギターを弾きながら演奏することができます。音楽にパーカッションの要素を加えて、華やかさや厚みを出す効果があります。
5.エフェクター
ライブなどで、ギターやベース奏者が、足元に置かれたボタンのついた機材を踏んでいるのを見たことはないでしょうか？　これは「エフェクター」と呼ばれる機材で、ギターとアンプの間に接続することで、楽器の音をさまざまに変えることができます。音を歪ませる「歪み系」、残響音などを再現する「空間系」などさまざまな種類があり、実際のライブでは、複数のエフェクターをギターにつなぎ、切り替えながら演奏しています。

最高の演奏を届けるために準備している意外なもの

6.水筒
シンガーソングライターにとって、喉や身体の調子を整えるのはとても大切なことです。ライブ前やライブ中は、できるだけ冷たいものを取らず、常温の水や温かくて消化のいい麺類などを取るよう心がけています。ステージ上では温かいお茶を水筒に入れ、演奏の合間に飲んでいます。
7.ハーブティ
喉に良い成分が入ったオーガニックハーブティも、ライブやレコーディングの必需品です。スタジオやライブハウスの楽屋は、空気が乾燥している場所が多いので、喉の保湿をするうえでとても役立っています。私は「スロートコート」というブランドを愛用しています。シンガーソングライターだけでなく、声を使う職業の方の中にファンが多いようです。

取材協力

藤巻亮太

山梨県笛吹市出身。レミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。2012年、ソロ活動を開始。2018年より、自身主催の野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」を地元山梨で開催するなど、精力的に活動の幅を広げている。公式HP：http://www.fujimakiryota.com/

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