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文章を書くジャーナリストは語彙力を磨くことが必須です。そのほかにも歴史や世の中の動きを知っておくことなど、高校生のうちから勉強できることはたくさんあります。ジャーナリストに役立つ学校の勉強や取組についてジャーナリストに聞きしました。
とにかく文章の読み書きをして、言葉を知ることが大事
ジャーナリストに重要なのは言葉です。現代国語や英語、古文まで興味をもって、たくさん言葉を知ることが大事です。そして、言葉をたくさん知るにはやはり読書です。自己啓発本などより、小説や文章力についての参考書を読むのがおすすめです。私の場合は日記を書くことが習慣になっていたので、文章を書くことへの抵抗がなくなりました。1日に32ページ書いたときもありました。その日にあったできごとや考えたことを記録して、後から読み返しても楽しいです。一般常識と言われる範囲の漢字の読み書きは、勉強しておいて無駄になりません。
日本史も世界史も勉強しておく
歴史を知っておかないと、何かが起きたときに、それがどういう位置づけのできごとなのかわかりません。今起こっていることだけ書いても、「こういうことがありました」といったような表面的なことしか読者に伝えることができません。しかし、これまでの歴史を把握しておくことで、どのような未来に向かってニュースが存在しているのかを考えることができるようになります。例えば、観測史上最大の雨という事実だけではなく、災害や防災の歴史だったり、雨と災害がどう繋がるのかだったりを踏まえて記事を書いたほうが良いでしょう。グローバルな観点でニュースを見るためにも日本史だけではなく、世界史まで頭に入れておくことが必要です。
新聞を読んで世の中の動きを知る
日頃からニュースを見て、社会や世の中に関心をもって何かを感じることも大事です。商店街の変化一つとっても、どのお店がなぜ変わったのかなど考えられるようになってほしいです。ネット記者になりたい場合でも、ネットの好きな記事だけ読んでいればいいわけではありません。新聞には社会のことや文章の基礎が詰まっているので、隅から隅まで読んでおいたほうがいいと個人的には思います。
私は自分の知ったことを誰かに伝えたくて、小学生のころから壁新聞を作って貼っていました。社会のしくみや国会の制度などの公民も勉強しておくとジャーナリストには役に立ちます。社会、歴史、言葉がジャーナリストの3本柱です。
理系科目も基礎は抑えておく
物理や化学、数学などの理系科目は専門的な記者にならない限り、あまり使う機会がないかもしれません。しかし、「大学の医学部が新しい治療法を開発した」といった記事を書くことになる可能性もあります。そういったときのために、理系科目の基本的な知識は身につけておいたほうがいいでしょう。幅広い分野の知識はもっていて損はしません。
阪 清和(さか きよかず)
共同通信社で30年近く記者活動後、2013年に独立。フリーランスのエンタメ批評家・インタビュアー・ライター・MCとして映画・演劇・ドラマ・音楽・漫画の各分野に関する批評やニュース、レポート記事、コラム、エッセイなどをブログ「SEVEN HEARTS」や各種メディアで執筆・ナビゲートしている。