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ジャーナリストは主にメディアを通じて、物事の本質を見抜き、人々に真実を伝えるのが仕事です。
そのため、取材やインタビュー、表現手段としての原稿執筆や映像作成、テレビやラジオ、インターネット放送への出演などが具体的な仕事になります。特定の分野に精通するための情報収集や分析なども日頃から行う必要があります。そうして得られた深い知識と経験の蓄積、そして培われてきた人脈がジャーナリストの仕事を支えているといえます。
共通する大事な仕事
あらゆるジャーナリストに共通する仕事は、取材をして、その内容に自らの分析を加えて報道することです。
取材の第一関門は、誰に話を聞けるか? であり、次にキーマンに会えたとしたら、いかに重要な内容を引き出すことができるか? を考えます。第三に、その重要な内容に的確な分析を加えて、いかにわかりやすく伝えることができるか? を大切にし、社会に発信できる情報を作り上げていきます。
調査報道をする
社会の諸問題の真相を探って、調査報道をする、というのが本来の意味でのジャーナリストの仕事だといわれています。
調査報道とは、警察や役所など捜査機関の発表に依存するのではなく、報道機関や個人(あるいはグループ)らが独自の調査によって問題を発掘し自らの責任で報道することです。
この仕事は、報道機関との関わりが強く、新聞・雑誌媒体や放送局、インターネットなどを発表の場として、自ら深く調べ、そのいきさつや分析した結果、問題点などを報道します。
仕事は細分化している
メディアで報道する人や寄稿する人、という広い意味でのジャーナリストの仕事は、かなり細分化しています。
例えば、スポーツを専門に取材・報道する人はスポーツジャーナリストと呼ばれ、政治関係を専門とする人は政治ジャーナリスト、経済を分析・調査する人は経済ジャーナリスト、医療問題に精通する人は医療ジャーナリスト、国際問題に取り組む人は国際ジャーナリストなど、専門とする分野ごとに活躍し、難しい専門的な内容をわかりやすく報道(分析して解説)する仕事をしています。このほかにも、軍事ジャーナリスト、教育ジャーナリスト、モータージャーナリスト、ファッションジャーナリスト、トラベルジャーナリスト、芸能ジャーナリストなどがあります。
マスメディアで報道する仕事
新聞社や放送局、雑誌社など、いわゆるマスメディアの記者として報道に携わり、ジャーナリストとして活躍する人も多くいます。その場合、社会部、政治部、経済部、文芸部、スポーツ報道部などに所属するため、それぞれの専門分野での取材・報道が仕事になります。また、例えば戦争や原発事故など、社をあげて大きな問題を取り上げる場合は、プロジェクトが組まれ、それぞれの専門分野の記者が集って大規模な調査報道が行われます。いずれにしても、政治、経済、軍事、科学、スポーツ、映画など、報道にはさまざまなジャンルがあり、自分の得意分野を持ち、専門的な知識はもちろん、独自の人脈を築き、実績を積むことが大切です。
新聞記者の仕事
記事を書くことが仕事であり、そのなかでも取材記者は、事件や事故が起これば、現場に急行し、独自にネタを拾い出して記事にします。多くは社会部や政治部、経済部に属し、それぞれの分野の事件や事故を追います。
フットワークの良さやハードワークに耐えられる気力と体力、社会の動きや問題などに敏感でいること、そして自分なりの視点が求められるといいます。新聞社に勤めるだけでなく、フリーで活躍している人もいます。
雑誌記者の仕事
雑誌の企画内容やテーマに応じて取材を行い、記事を書き上げるのが仕事です。
企画からかかわることも多く、雑誌のターゲットである読者向けの題材や書き方が要求されます。出版社の雑誌編集部や制作プロダクションに所属したり、フリーで活躍する場合もあります。
フリーの場合、得意分野を生かして、出版社などに自分の企画を売り込んだりして仕事を得ることもあります。
放送記者の仕事
ニュースの“現場”で事件や事故を取材します。一般的には、政治、経済、社会、国際など専門分野に分かれて取材活動します。ニュース原稿を書くだけでなく、時には自分で出演して報道を行います。政治家への密着取材で、その表情や態度、行動のわずかな変化を敏感にキャッチし考察したり、得た情報と映像との整合性を考えるなど、きめ細かな対応が求められます。事件現場で聞き込みに走り回るなど、ハードワークも多い仕事です。
スポーツジャーナリストの仕事
スポーツにかかわるいろいろな話題を独自の切り口で報道します。
選手や試合を取材し、雑誌の原稿を書いたり、本を出版したりします。この仕事は取材力が重要で、自分なりの興味・関心を追うなかで、選手や関係者との人脈を作ったり、専門知識を身につけていることが求められます。
フリージャーナリストの仕事
フリージャーナリストは、基本的に取材と執筆をひとりで行い、高い専門性と卓抜とした表現力を駆使して仕事をします。
そのため常にキーマンに取材できるような人脈作りや業界内での地位の向上を目指すことも仕事のひとつとなります。場合によっては、解説者としてメディアに露出することで、名前が知られ、仕事の手助けになるといいます。
ノンフィクション作家の仕事
フリージャーナリストのなかには、ノンフィクション作家として活躍する人もいます。
ノンフィクションとは、事実に基づいて書かれた本で、実際に起こった社会的な事件やできごとをテーマに、取材や調査をして書かれています。いわゆる個人で行う調査報道にも似た仕事で、「事実が語る」その内容と評価によっては、ベストセラーとなることもあります。