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新聞記者の仕事は、取材を通して人から情報を得ることなので、高いコミュニケーション能力が求められます。また、限られた文字数の中で情報を正しく伝えるための文章構成能力も必要です。「朝駆け夜討ち」で朝から晩まで取材を続けるための体力も必要です。
コミュニケーション能力
新聞記者は、取材対象から情報を得て、それらの事実を確認してから記事にします。その第一歩である取材対象から情報を得るためには、何よりもコミュニケーション能力が求められます。当たり前のことですが、取材対象者が新聞記者へ情報を話さなければいけないという決まりはありません。「記者には話さない」と言う人もいますし、むしろその方が大多数でしょう。それでも、新聞記者は何とか情報を聞き出すのです。つまり、取材対象が「あなたなら話してもいい」と言ってくれるくらいの人間関係を築くことができれば、いい新聞記者になれると言えます。
文章構成能力
新聞は、限られた紙面の中で、限られた文字数でできごとを伝えなければなりません。できるだけ分かりやすく文章を構成する能力は、新聞記者の基礎だとも言えます。新人記者の頃はキャップやデスクに文書を大幅に書き換えられることもあり、勉強になるとともに悔しい経験として記憶に残ることもあるでしょう。
体力
「朝駆け夜討ち」という言葉があるとおり、新聞記者は朝早くから夜遅くまで取材対象を追いかけなければならないこともあります。大きな事件を追っているときは、連日にわたり夜遅くまで仕事をすることも。日中は、睡魔と戦っています。そうした毎日を乗り切るためには、やはり体力が必要です。健康的な食事を心がけたり、仕事の生産性を高めて睡眠時間を確保したりするなど、体力を温存するための努力が必要です。
軽部 理人
1987年、神戸市生まれ。2009年、早大国際教養学部卒業後、朝日新聞社に入社。長野総局や国際報道部を経て、2019年から東京社会部で都庁を担当。趣味はサッカーとスノーボード。長野では雪山に通い詰めたが、最近はもっぱら運動不足が悩み。将来は、銃乱射事件が相次ぐアメリカでの銃規制問題を取材したい。
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