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新聞記者と似ている仕事との違いは?

新聞記者と似ている仕事との違いは?

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どのような仕事でも、似たような仕事をしている人はいます。ところで、記者を目指している人にとっては、新聞社で記者になることと雑誌社で記者になることでは何が違うのでしょうか。ここでは、新聞記者を目指す人に知っておいてもらいたい似た仕事をご紹介します。

新聞記者と何が違うの? 雑誌記者やフリージャーナリストとは

新聞記者に似た仕事のイメージイラスト
新聞記者に似た仕事のイメージイラスト

・雑誌記者
新聞は毎日発行されているので、記者は1日のスパンで記事を書くことが多いです。一方、週刊誌や月刊誌の雑誌記者は、1週間や1カ月のスパンで取材をして記事を書くことがあるかと思います。1つのテーマについて時間をかけて取材する点に、雑誌記者のおもしろさがあるのかもしれません。
新聞と雑誌の違いは、扱っているネタにもあると言えるでしょう。「文春砲」と呼ばれるスクープを連発する週刊文春では、世間を賑わす芸能人のスキャンダルなども扱っていますが、新聞ではそうしたネタをさほど大きくは扱いません。しかし週刊文春は、新聞と同様に政治的なネタも扱い、権力監視の役割も担っています。その意味で、新聞記者でも雑誌記者でも、根本的な役割は同じなのかもしれません。
・フリージャーナリスト
フリージャーナリストには、朝日新聞や読売新聞などの組織ジャーナリズムに属した経験があり、そこから独立して仕事をしている人たちが多いと言えます。例えば、池上彰さんはNHK、江川紹子さんは神奈川新聞の出身です。組織ジャーナリズムで経験を積むことで、独立してからもスムーズに仕事が続けられる可能性は高まるのかもしれません。
例えば、このようなケースもあります。新聞社で防衛省や自衛隊を担当している記者は、軍事知識を学ぶことができ、その筋に人脈を構築することができます。その記者が独立してフリージャーナリストになれば、新聞記者時代に培った知識や人脈をフルに生かし、軍事専門のフリージャーナリストとして活躍することもできるでしょう。

実は、朝日新聞とテレビ朝日の記者は仲よし?

テレビ朝日は朝日新聞社と関係が深く、所属する記者たちはお互いに交流があります。朝日新聞社の記者がテレビ朝日へ出向したり、逆にテレビ朝日の記者が朝日新聞社へ出向したりすることもあり、いずれも2~3年したら元の会社に戻ります。
どちらの記者も根本的には同じで、人に会って話を聞き、それを原稿に仕上げることが共通しています。ただし、テレビ記者は最終的な目的が映像でニュースを伝えることなので、その点が違うと言えます。テレビのニュースで「現場からお伝えしました」と言い政治や経済の話題を伝えている多くがテレビ記者です。自分たちで取材して作成した原稿を、新聞記者なら新聞紙面で伝えますが、テレビ記者は映像で伝えるのです。

取材協力

軽部 理人

1987年、神戸市生まれ。2009年、早大国際教養学部卒業後、朝日新聞社に入社。長野総局や国際報道部を経て、2019年から東京社会部で都庁を担当。趣味はサッカーとスノーボード。長野では雪山に通い詰めたが、最近はもっぱら運動不足が悩み。将来は、銃乱射事件が相次ぐアメリカでの銃規制問題を取材したい。

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