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新聞記者はどのようなことを心がけて仕事をしているのでしょうか。ここでは、ある新聞記者が新人のころから今まで、大切にしている「仕事をするときの心がけ」をお伝えします。記者にとって大切であるだけではなく、ほかの仕事に就いたとしても役立つことでしょう。
「取材を受けて良かった」と思ってもらいたい
・人間力を高める
そのためには、抽象的な表現ですが「人間力」を高めることが重要です。なぜなら、いざというときに出る本性が、自分の評価を決めると思うからです。人間力を高めるためには、例えば、迷っている外国人観光客を目にしたら道案内を買って出るとか、エスカレーターに空き缶が放置されていたら降りるときに拾ってゴミ箱へ捨てるとか、日ごろのちょっとした心がけを大事にしています。私も毎回実践できているわけではないのですが、人前での何気ない振る舞いによって相手から信頼を得ることに繋がると思います。
・コミュニケーション力が大切
コミュニケーション力も大切です。取材対象者が政治家であれば「選挙が近いですね」、小さな子どもがいる方であれば「お子さんは何歳になりましたか」など、できるだけ、相手が話しやすい話題をもち出します。そうすると、相手が気持ちよく話をしてくれることが多いからです。
・事前の準備を十分にする
しっかりと準備をすることも大切です。朝、疲れていると出勤するギリギリの時間まで寝ていたくなります。それでもなるべく朝刊を読み、世の中の話題に触れるようにします。前日までのニュースを知っておかなければ、取材相手と話ができないからです。新聞記者が取材する相手は、政治家や経営者など。情報交換という意味でも、私がある程度の情報・知識をもっていないと、がっかりされてしまうでしょう。
以上の心がけは、新聞記者だけに必要なことではありません。どのような職業についても、きっと役立つものばかりだと思います。
新聞記者の使命が「権力の監視」にある理由
大げさな言い方かもしれませんが、新聞の役割は「権力の監視」です。例えばアメリカでは1970年代、「ウォーターゲート事件」と呼ばれるスキャンダルで、ニクソン大統領が史上初めて辞任しました。発端は、ワシントン・ポスト紙の記者が同大統領の不正を暴いたことです。日本でも、新聞記者の使命は「権力の監視」だと常に心がけて、仕事をしていきたいと思っています。
軽部 理人
1987年、神戸市生まれ。2009年、早大国際教養学部卒業後、朝日新聞社に入社。長野総局や国際報道部を経て、2019年から東京社会部で都庁を担当。趣味はサッカーとスノーボード。長野では雪山に通い詰めたが、最近はもっぱら運動不足が悩み。将来は、銃乱射事件が相次ぐアメリカでの銃規制問題を取材したい。
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