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経済から政治まで幅広いテーマを扱う新聞記者には、一般常識をはじめ、さまざまな知識が必要です。ここでは、現役の新聞記者がどのように勉強をしてきたのか、実例を挙げつつご紹介します。
「三権分立」を説明できますか?
私は、学校で習う社会や公民の一般的な知識が、新聞記者になってからとても役立つと実感しています。例えば「司法・立法・行政」の三権分立を知らなければ、裁判所や警察取材で記事を書こうとしても、浅いものになってしまうでしょう。地方裁判所と高等裁判所の違い、警察と検察の違いなど、学校で習った知識を覚えていれば、それらを担当する時に役立つこともあります。
一般常識を身につけるためには、新聞を読むことをおすすめします。私は、小学生のころから「朝日小学生新聞」を読んでいました。紙の新聞には、デジタルとは違った良さがあります。例えば、新聞を開くと、さまざまな記事が自然と目に入ります。それまで関心がなかった情報でも、読んでみたら「意外とおもしろいな」と思えることもあります。逆にデジタルでは、自分が読みたい記事だけをクリックして読めるので、読む記事が多少偏る可能性があると思います。
新聞は、1つの新聞だけでなく、複数の新聞を読むのがいいでしょう。なぜなら、1つのできごとに対して、新聞ごとに意見が違うことがあるからです。例えば社説などでは同じ事象について取り上げているのに、意見が180度違うことがあります。できるだけ多くの意見に触れることで、自分の視野を広げることができます。
新聞記者は、なかなか会えないような偉い人にも会うことができます。例えば私も、取材で東京都の幹部にお会いすることがあります。そのような方々からさまざまな話を聞き出すにしても、一般常識が欠けていたら、相手にしてもらえないこともあるでしょう。「若いから」と言って軽視されないためにも、世の中のしくみをしっかり身につけておく必要があるのです。
大切なのは好奇心! いろいろな経験が武器になる
新聞記者には好奇心が大切です。ある地域で働いていた時、私はあることに疑問を感じました。駅前の駐車禁止スペースに一般の車両がずらりと並んでいたのです。
すぐに市役所へ確認すると、役所が見て見ぬふりをして取り締まりをしていないことがわかりました。そのことを記事にしたところ、しばらくしてから役所が取り締まりを始め、やがて違法駐車が減っていきました。
この例でわかるとおり、最初はちょっとした好奇心から始まります。街中を歩いているときに「なぜスマホ歩きをする人が減らないのだろう」など、いろいろなことに関心・興味をもつ習慣は、記者になってからとても役立つと思います。
軽部 理人
1987年、神戸市生まれ。2009年、早大国際教養学部卒業後、朝日新聞社に入社。長野総局や国際報道部を経て、2019年から東京社会部で都庁を担当。趣味はサッカーとスノーボード。長野では雪山に通い詰めたが、最近はもっぱら運動不足が悩み。将来は、銃乱射事件が相次ぐアメリカでの銃規制問題を取材したい。
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