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これまでは絵本は紙媒体の書籍の形がメインでした。しかし今後は、タブレットやスマートフォンにダウンロードして読む、デジタル絵本が多くなっていくと考えられています。デジタル絵本作成に必要な知識やスキルが求められるようになり、それをもっている絵本作家は、活動の幅が広がるでしょう。また、長い間、絵本は家の中にあって、読まれるものでした。けれども将来的には、「家の外へ」がキーワードになり、絵本の読まれ方は多様化していくと思われます。
デジタル絵本
絵本と言えば書籍の形に作られたものが一般的ですが、スマートフォンやタブレットなどにダウンロードして読むデジタル絵本が、今後も増えていくと思われます。一般の書籍の場合より画面サイズが小さいので、絵や文字の大きさやストーリー展開などに、デジタル絵本ならではの画面に適した表現や工夫が求められます。また、原画を手描きするのではなく、コンピュータ上で絵やデザイン作りをしなければなりません。そのための知識やスキルが必須になります。そうした技能をもつ絵本作家は、活動の場が広がると考えられます。
家の中から外へ
絵本は家庭の中で子どもが読んだり、親が読み聞かせをする使い方がメインでした。今後は「家から外へ」がキーワードになりそうです。図書館をはじめ、保育園・幼稚園などでの読み聞かせはもちろん、老人福祉や介護の一環として、老人介護施設などでも読み聞かせが行われており、絵本が多様に活用される時代になっていきそうです。こうしたことから、絵本が活躍できる範囲は、今後、さらに広がっていき、重要性も増していくと思われます。
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