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今回話をしてくれたのは
日本工学院専門学校
39学科117専門コースを設置する東京の総合専門学校。1947年に、絵画科と洋裁科を擁する「創美学園」が創設、のちの日本工学院専門学校の母体となる。教育の範囲は電子・電気工学、放送技術、医療、エンターテインメントなど多岐にわたり、コンピュータ制御技術やIoTなどの新分野における人材育成にも注力している。
絵本作家になるには
このような過程を踏めば、必ず絵本作家になれるというような決まった道はありません。絵本作家には絵を描く作家、絵と文章の両方を作る作家の2タイプがあります。絵本の基本は絵なので、美術学校や短大・大学、専門学校の美術系学部・学科などで作画やグラフィックデザインに関して学んでおくといいかもしれません。とにかくまずは自分の原画を持参して出版社に売り込む、またはコンクールなどに応募して、認められることから始まります。
絵本作家の学校の選び方
絵本作家には必須な資格などはないため、学校は必要ないと思うかもしれません。確かに絵本作家養成を掲げる学びの場は、とても数が少なく限られています。しかし、評価される絵本作家として活動するには、活動の根幹を支えてくれる、さまざまな知識と技術が求められます。学校でそれらの知識や技術を身につけておくことは、絵本作家になるために必要です。関連の知識や技術は、短大・大学や専門学校などで学べます。
絵本作家に求められる人物は?適性を知る
絵本を形作っているのは、良質な絵と文です。この両方があいまって相乗効果を発揮し、読者に愛される作品が生まれます。絵も文も、子どもの心を響かせ、興味をもたせる内容でないといけません。そのためには、絵も文もオリジナリティーが重要で、発想力や独創力が求められます。また、1冊の絵本の中で、スムーズにストーリーを展開させていくための全体の構成力や論理的な力、最後まで描き切る根気や粘り強さも必要です。
絵本作家の必要な試験と資格は?
絵本作家になるために必須の試験や資格は、特にはありません。絵を描くのに有効な資格としては、民間の資格に色彩検定(R)があります。色彩検定(R)の試験項目にある、色の心理的・視覚的・知覚的効果などの色彩心理や、配色の基本的な考え方・配色の基本的技術などの色彩調和に関する知識と技術は、絵本制作に役立つことがあるでしょう。デジタル絵本などに対応できる準備として、また絵本以外にイラストの仕事の依頼などがあった際のために、そのほかデザイン会社やキャラクター制作会社に就職する際にも、イラストレーター(R)やフォトショップ(R)に関する資格があると有効な場合があるでしょう。
絵本作家を目指せる学校の学費(初年度納入金)
大学・短大
初年度納入金
68万
9200円
~ 194万
3000円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門学校
初年度納入金
50万円
~ 165万
800円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
絵本作家の仕事内容
絵本作家の仕事は、絵本を作ることです。絵本と言えば子ども向けのものを思い浮かべるかもしれませんが、最近では知育・学習用の絵本や大人に向けた絵本なども注目されています。読者対象や目的により、それぞれに適切な表現が求められ、絵本作家もそれらに対応していかなければなりません。また、グラフィックデザイナーやイラストレーターの仕事をしながら、絵本作家の活動をする人も多く、イラストや挿し絵がメインの本を手がけることもあります。
絵本作家の気になる?年収・給料・収入
絵本作家だけで生活を成り立たせるのは、ほぼ難しいというのが実状です。そのため、デザイン会社やキャラクター制作会社などに社員として勤務して、生活費を確保している場合がほとんどです。勤めた会社で経験と実績を積み、独立して働く人もいますが、多くの人が絵本作家としてだけではなく、挿し絵やイラストなどを描く仕事も並行して行っています。絵本が出版された際に支払われる印税は、発行部数に応じて決定されるため、決して多い額ではありません。ただし、超ロングセラーの本を作ることができれば、かなりの額の収入も期待できます。
絵本作家の就職先・活躍できる場所は?
絵本作家としての企業からの募集などはありません。一人前の絵本作家として社会的に認知され、独立して仕事ができるようになるのは理想ですが、その実現はかなり難しいのが現実です。視覚的な表現のスキルを生かして、グラフィックデザイナーやイラストレーターとして、デザイン会社やキャラクター制作会社などで働きながら、絵本作家を目指して個人的に絵本作りの活動を続けていくというのが現状です。作品やイラストが出版社や編集者の目に留まり、絵本作家としてデビューすることができれば、自宅やアトリエが仕事場になります。そこで編集者とやり取りをしたり、作品の構想を練ったり、実際に制作に取り組んだりします。
- アトリエ
- 出版社
絵本作家のズバリ!将来性は?
これまでは絵本は紙媒体の書籍の形がメインでした。しかし今後は、タブレットやスマートフォンにダウンロードして読む、デジタル絵本が多くなっていくと考えられています。デジタル絵本作成に必要な知識やスキルが求められるようになり、それをもっている絵本作家は、活動の幅が広がるでしょう。また、長い間、絵本は家の中にあって、読まれるものでした。けれども将来的には、「家の外へ」がキーワードになり、絵本の読まれ方は多様化していくと思われます。
絵本作家の先輩・内定者に聞いてみよう
猫や犬など動物をモチーフとしたイラストを様々な商品にして販売
御茶の水美術専門学校
デザイン・アート科
デザイン・アート科
絵本作家を育てる先生に聞いてみよう
近代文学作品に描かれる恋愛や性を研究する先生
奈良大学
文学部
文学部
絵本作家を目指す学生に聞いてみよう
いろいろな画材に触れられるのが楽しい!得意のペン画でコンペに入賞
あいち造形デザイン専門学校
クリエイティブ学科イラスト・絵本コース(2025年4月コミックイラスト学科に変更)
クリエイティブ学科イラスト・絵本コース(2025年4月コミックイラスト学科に変更)
人と本をつなぐ仕事に就いて、人々の生活を豊かにしたい!
奈良大学
文学部 国文学科
文学部 国文学科
イラストレーターとして自立し、人の感情を動かすイラストを描きたい
金沢情報ITクリエイター専門学校
デザイン学科 イラストレーションコース
デザイン学科 イラストレーションコース
絵本作家のやりがいを聞いてみよう
絵本作家のおそらく全員が、絵本を通して子どもに豊かな喜怒哀楽の感情を抱かせ、喜ばせたいという願いをもって、創作活動を行っています。また、自分が好きな絵を描くことや話を紡ぎ出すことを仕事にしているという充実感も感じているようです。子どもを感動させられる作品が作れれば、課題図書やロングセラーとなって、より多くの子どもたちに手に取ってもらいやすくなります。翻訳されて、世界中の子どもの元に届けられる可能性もあります。
絵本作家の志望動機を教えて!
小さいころに出合った絵本の思い出が強く残っていたり、子どもたちを笑顔にする絵本のもつ力や魅力を知ったことなど、さまざまなきっかけがありますが、根底にあるのは絵本が好きということでしょう。人に感動を与える絵本を、今度は自分が作ってみたいという思いがあるようです。また、絵を描くのが好き、オリジナルの話を想像力を膨らませて作るのが好きという自分の特性を生かすために、絵本作家という職業に注目した人もいるようです。
もっと詳しく調べてみよう
絵本作家の1日のスケジュール
絵本作家には、絵と話の両方を作る人、ストーリーづくり専門の人、作画専門の人という3つのタイプがありますが、実際に絵本作家となった場合、どのような毎日を送ることになるのでしょうか。今回はストーリーづくりを専門とする絵本作家のスケジュールを紹介していきます。
絵本作家の1年目はどうだった?
絵本作家の1年めというと、普通はデビューしてからキャリア年数を数えるのでしょうが、実際のところ、どのような経緯でデビューするのかも気になります。そこで今回は、絵本作家1年めはどのように過ごしていくかについてだけでなく、デビューするまでの道のりも含めて見ていきましょう。
絵本作家の持ち物を見せて!
絵本作家は普段どのようなものを持ち歩いているのでしょうか。イラスト専門の人、ストーリーづくり専門の人、絵も物語も両方を1人でやる人と、絵本作家は3タイプありますが、それぞれ持っているものは違うのかも気になります。今回はストーリーづくり専門の作家のカバンの中身を見せてもらいました。
絵本作家の歴史を知ろう
絵本作家は絵本を作り出す職業です。つまり、絵本あるところに絵本作家ありと言えます。それでは、そもそも絵本はどのような経緯で誕生したのでしょうか。絵本作家という仕事を知るために、絵本の歴史と合わせて現在に至るまでの大まかな流れを見ていきます。
絵本作家に会いに行こう
絵本作家として活動している人かどうかは、外見で判断することも難しいですし、また自宅やアトリエなどで作業をするケースが多く、簡単に出会えるチャンスはなさそうな印象です。では、絵本作家にはどこに行けば会えるのでしょうか。絵本作家と会うための方法をいくつか見ていきましょう。
絵本作家のキャリアパス
まずデビューすることが絵本作家として活動していくための、大きな一歩となります。その後、さらに作家活動を続けていくと、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。ヒット作を生み出すことが必要そうだと想像できますが、絵本作家のキャリアの可能性について見ていきましょう。
絵本作家の20年後、30年後はどうなる?
出版業界の現状や少子化などを考えたとき、絵本作家の今後はどうなっていくのかが気になるところです。また、AIの発達とからめた職種の話題を耳にする機会もありますが、絵本作家にとってAIがどう影響してくるのでしょうか。AIとの関係性も含めて、絵本作家の20年後、30年後を考えてみます。
絵本作家になるために今から役立つ経験
絵本作家を志望する場合、まっさきに思いつくのは絵の勉強。学生時代に美術の授業を特に頑張っておけばいいことは、理解しやすいでしょう。それ以外には、どのような勉強や経験をしておくと将来的に役立つのかは知りたいところ。高校生の時に習慣づけておくといいこともあわせて紹介します。
絵本作家になるための勉強時間・やり方
絵本作家として活躍するためには、おもしろい絵本を作ることが第一で、難しい資格や試験は特にありません。必要なのは、絵を描くこととストーリーづくりという2つの能力です。そのためには、高校時代からできる範囲で、どのような取り組みをしておくのがいいのでしょうか。
絵本作家の楽しいことと大変なこと
絵本作家として活動していく中で、楽しいことや大変だと感じるのは、どのようなことなのでしょうか。打ち合せで担当編集者と会うこと以外、あとは作家1人の作業というイメージがあり、なかなか想像がつきにくいところです。今回は物語を専門に書く絵本作家の体験談をもとに紹介していきます。