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ダンサーの1年目はどうだった?

ダンサーの1年目はどうだった?

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一般的な1年目のダンサーは最初の1年間をどのように過ごしているのでしょうか。ダンサーになりたての頃、ほとんどのダンサーはバイトとレッスンのかけもちをしながらオーディションを受ける生活、ということが多いようです。あるダンサーの1年目の過ごし方について見ていきましょう。

あるダンサーの1年目

あるダンサーの初舞台は10歳のときでした。ミュージカルに出演したのですが、ギャラをもらってステージにあがったのは、このときがはじめてだったと言います。
躍ることが大好きで子どもの頃からダンスのレッスンを受けていました。高校3年の頃、あるテレビ番組のオーディションを受けて合格。バックダンサーとしてテレビ出演を果たしました。その後、高校を卒業してダンサーとしてやってきたそうですが、楽しくてしょうがなかったと話します。
ダンサーとして1年目を振り返ると、クラブのイベントに月に7本ぐらい出演していたそうです。夜中の12時から始発電車が出るまでの間に行われる深夜のイベントでのダンスショーに出ていたのだそう。すると、ダンスを見た人から「あの子いいね」と言われてPVに出演することもあったと話します。本人としては当時、売り込む感覚はなく、踊ることが楽しくてしかたがなかったので、あちこちに顔を出して踊っていたのですが、結果としてそれが人前に出ることになり、いろんな人にダンスを見てもらう機会になったということです。

一般的なダンサーの1年目

駆け出しのダンサーの多くが寝ずにバイトをして、自分で振り付けを作って、深夜のイベントに出て、オーディションを受けて、という忙しい生活を送っている、とあるダンサーは言います。専門学校に通っているとオーディションの情報が伝わってくることが多いので、そこでオーディションを受けて採用されれば仕事になり、不採用だとまた次のオーディションを受ける、という具合です。
ダンスの仕事だけで生計を立てられない場合は、どうしてもバイトをせざるを得なくなります。バイトに時間を費やすことが多くなると、ダンスがおろそかになります。すると、ダンスへのモチベーションが下がり、夢が遠のいていってしまうことも。ダンスはしたい、でも生活が苦しい……そうなったときに、何を優先するかがとても重要だそうです。
バイトは手段であって、仕事ではありません。ダンサーが仕事なので、そこを自分で間違えないようにしないと、プロのダンサーになりきれなくなってしまいます。よく考えて折り合いをつけることが大切だとあるダンサーは話します。
例えば、ミュージカルに出ているダンサーは大手の事務所などに所属して、ミュージカル専門に出続けたり、バックダンサーとして踊ったりしていますが、ダンスにはバレエ、ジャズ、ヒップホップ、コンテンポラリーなど実にさまざまな種類があるので、すべてが同じような待遇や仕事のしかたではありません。自分がどんなダンサーになりたいのか、どんな踊りを極めたいのか、どこでどんな活躍をしたいのかについて、自分でしっかりとした目標をもち、その夢をあきらめずに頑張れるかどうかが重要なのです。それこそが、ダンサーとして自立できるかどうか、プロのダンサーとしてやっていけるかどうか、ということです。
苦しい生活とダンスへの夢のせめぎ合い、そこにどう折り合いを付けるかは、誰もが歩む道かもしれません。

取材協力

鈴木貫絵

幼少期よりダンス、歌、お芝居を習う。 遊助、倖田來未、SMAP etcバックダンサーとして活躍。そして表現する幅を広げる為、女優として舞台などで活躍中。ダンサーだけのお芝居ユニットRedPrintでも活動。

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