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芸能マネージャーの仕事内容

芸能マネージャーの仕事内容

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担当するタレントの魅力を見いだし、その魅力が最大限に発揮できるよう環境を整えることが芸能マネージャーの仕事。
仕事は大きく分けると2つあります。ひとつは、タレントのスケジュール管理や現場同行などを行うマネジメント。もうひとつは、タレントの仕事をとってきたり、ギャラの交渉をしたりという営業的な仕事です。より多くの人に知ってもらうための戦略を考え、可能性のある分野を見極めていきます。
常に人に見られることを意識するタレントはストレスを抱えやすいため、相談に乗ったり、アドバイスをしたり、精神的な支えになることも重要な役割です。
一人のマネージャーが担当するタレントの数は、芸能プロダクションの大小によりますが、売り出し前のタレントであれば同時に5~6人を担当することがあります。逆に人気が高いタレントには3~4人のマネージャーがつくことが多いようです。

マネジメント

・スケジュール管理
売れているタレントは1日にいくつも仕事が入っているもの。タレントが多忙であればあるほど、高い調整力が求められます。
次の現場への移動時間、移動方法などを考えて入り時間や現場にいることができるリミットの時間を調整していきます。現場までの送迎をマネージャーが行うこともありますし、現場集合の場合であっても、ちゃんと起きているか、家を出発したか、遅刻をしないか、メールや電話で連絡を入れて、スケジュールどおりに動けているかを確認します。また、決められた仕事をそのとおりに行えるよう、担当タレントの体調管理にも気を配る必要があります。薬や、冬であればカイロなどをカバンに忍ばせ、必要そうなときにはサッと渡せる心遣いも必要でしょう。また、1日のスケジュール管理だけでなく、1カ月、1年先も考え、長期的なスケジュールを組み立てるのもマネージャーの仕事。タレントのその後を左右する重大な責任を担っています。

・ブランド管理
タレントは世の中のイメージがとても大切。そのタレントがもっているイメージやブランドをコントロールするのもマネージャーの仕事です。
例えば、イメージに合わないテレビ番組には出演しないという選択をしたり、出演シーンを指定したりして、タレントのイメージを崩さないようにコントロールしていきます。また、担当タレントが発信するSNSなどにも目を光らせておく必要があるでしょう。イメージが崩れることで、まったく仕事のオファーがこなくなることもありますから、ここは細心の注意が必要です。

・現場同行
タレントに同行し、収録現場に立ち会います。
また、打ち合せに同席したりオーディションに立ち会ったりということもあります。現場では、タレントが100%の力を出し切れるように、支え、導いていきます。また、現場を明るい雰囲気にするのもマネージャーの仕事です。一方、収録現場でタレントのパフォーマンスが悪ければ、タレントに代わって番組関係者やクライアントに頭を下げることもあるでしょう。タレントが寝坊により遅刻したとしても、「道が混んでいた」などと言って、タレントをかばうこともあるようです。

・精神的な支えとなる
タレントは、表舞台では完璧な笑顔を見せていたとしても、関係者に気を遣っていたり、世の中のイメージどおりのキャラクターを演じていたり、ストレスがかかっている場合があります。時にはストレスのはけ口となり、公私にわたって相談に乗ることもマネージャーの重要な役割です。
何がストレス解消につながるかは人それぞれですから、休みがないことがストレスになるタイプであればスケジュールを調整して休みを確保するなど、タレントが望むことをかなえることでメンタル面をマネジメントしていきます。芸能マネージャーは、個の「人」を扱う仕事です。そこに、この仕事のおもしろさと難しさが存在しています。

営業

・仕事を獲得する
タレントの魅力や可能性を考え、関係各所に売り込みをすることもマネージャーの大きな役割です。
タレントが継続的に仕事をして稼がないことには、芸能マネージャー自身の給料も生み出すことができません。営業先は、テレビ局、ラジオ局、新聞社、出版社、広告代理店、イベント会社などさまざま。プロフィール資料や、歌手であればCDを渡し、新規の仕事を獲得するために営業します。また、担当タレントが受かりそうなオーディションに参加させることも仕事獲得のためには欠かせません。担当タレントが新人のうちは、何とか使ってもらえないか必死にお願いすることになりますが、タレントの人気が出ると、「出てください」とお願いされる側になることもあります。タレントにフィットする仕事をいくつとってくることができるかがマネージャーの腕の見せどころです。

・ギャラ(出演料)の交渉
専門の部署があるプロダクションもありますが、マネージャーがギャラの交渉を行うこともあります。
タレントのギャラは定価があるものではありません。人気度によってギャラはまったく異なってくるため、いくらの価値があるのか、担当タレントを客観的に見て正しく判断し、金額を提示、交渉します。タレントが稼ぎ出すお金がプロダクションの収入となり、自身の給料になるわけですから、ギャラの交渉は毎回が真剣勝負です。

・話題を作る
担当タレントの営業には、話題性が欠かせません。より多くの人に知ってもらうために、例えばどこかの企業とのコラボレーションをしかけるなどして話題を作り出します。「検索サイトのトップニュースに載ることを常に考えている」という芸能マネージャーの声も。話題を作り出すのも、芸能マネージャーの仕事です。

2025年5月更新

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