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日本においてアナウンサーが登場してから、早いもので90年を過ぎました。これから20年後、30年後のアナウンサーはいったいどうなっていくのでしょうか。AI技術の発達がどのような影響を及ぼすのでしょうか。これからのアナウンサーの仕事について見てみましょう。
AI技術の発達がアナウンサーの質を高める
世の中を席巻するAIの技術。機械化という言葉では当てはまらないほど、さまざまなところで利用され役立っています。例えば、一部の地方ラジオ局では、すでにAIアナウンサーを活用しています。設定された時間になると天気予報やニュースを自動的に読み上げて伝えます。AIなら深夜や早朝などの時間軸にとらわれず24時間いつでも対応可能であり、緊急時や災害時などアナウンサーの確保が難しい場合でも即対応することができます。また、同局が開発したシステムとテキストの読み上げを行うAIを連携することで、ディレクターとアナウンサーを必要としない、無人での生放送を実現しています。どこまで臨機応変な対応ができるのか不明な点もありますが、アナウンサーのこれからの仕事のあり方に大きな影響を与えることは間違いなさそうです。
ただ、アナウンサーが昼夜を問わず働くことは、人間の体にとって決して良いことではありませんから、夜中の時間帯のニュース読みなどをAIにまかせておくのも一案です。空いた時間でアナウンサーが体調管理に努めて日中の放送で力を発揮できれば、体力的にも楽であり、効率が良くなり、さらには内容を深めることができるわけです。つまり、AIとの共存は現実的だと考えられるでしょう。アナウンサーの仕事がなくなるわけではなく、AIをうまく使うことでさらに質の良いものができると言えるのです。
いかに人間味のある報道が提供できるか
アナウンサーの仕事としてAIがほぼ対応可能なものであるとはいえ、ニュースや天気予報を読むだけがアナウンサーの仕事ではありません。淡々と読むだけのAIに対して、何が重要なのか、明るいニュースや残念なニュースなどに対し気持ちを込めて読むことができるのはアナウンサーならではです。また、現場からの中継などを行う場合も、その場の熱気や雰囲気、感覚、そして味やにおいなどはAIには感じ取ることができず、興奮度合を伝えられるのはやはり人間だけになります。人間味のある報道がさらに必要とされ、質・内容ともに深まっていくことが予想されます。
さらに、AIとは対人での会話力に違いがあります。ゲストと会話を重ねるうえで、ハプニングや感情の起伏に対応する会話を行うことはAIには難しいでしょう。そのため巧みな会話力を身につけたり、インタビューの技術を磨いたりするなど、アナウンサーのコミュニケーション能力としての本来の力が試される時代になると考えられます。アナウンサーも変わらなくてはならないのです。
また、番組の企画や提案、取材などを行うことはAIには不可能ですから、アナウンサーが今後、どのような活躍をしていくのか、求められる行動はどのようなことなのか、突き詰めていく時代が来ると言えそうです。
取材協力先 岸田彩加
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