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電車運転士の必要な試験と資格は?

電車運転士の必要な試験と資格は?

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電車運転士として働くには、鉄道会社に就職したあと、「動力車操縦者運転免許」を取得する必要があります。免許を取得するための試験があり、18歳以上で、過去1年以内に免許を取り消されていなければ誰でも受験可能です。
この免許は、動力車の種類で分類されており、全部で12タイプあります。各種免許のなかでは、普通列車や特急列車、貨物列車、客車列車をけん引する電気機関車、モノレールなどを運転できる「甲種電気車運転免許」の取得者が最も多くなっています。
試験は各養成所のほか地方運輸局でも実施されます。試験科目は、身体検査、適性検査、筆記試験、技能試験の4科目です。新幹線運転士の場合、新幹線運転士になるための道のりは一つではなく、鉄道会社ごとに異なります。従来は、「甲種電気車運転免許」を取得して在来線での経験を積むルートが多かったようですが、今は直接新幹線運転士として採用されるケースや、車掌を経て昇格するキャリアパスもあります。

動力車操縦者運転免許試験の受験資格

電車運転士として働くには、「動力車操縦者運転免許」を取得する必要があります。18歳以上であれば誰でも受験可能ですが、技能試験は「動力車操縦者養成所」でトレーニングを受けていないと合格が困難になるため、事実上、鉄道会社に所属していることが必要になります。

動力車操縦者運転免許の種類

「動力車操縦者運転免許」は、動力車の種類で分類されており、全部で12タイプあります。
・蒸気機関車運転免許(甲種/乙種)
・電気車運転免許(甲種=電気機関車と電車/乙種)
・内燃車運転免許(甲種=内燃機関車と内燃動車/乙種)
・新幹線電気車運転免許
・磁気誘導式電気車運転免許(第一種/第二種)
・磁気誘導式内燃車運転免許(第一種/第二種)
・無軌条電車運転免許
「甲種」は、専用敷地に敷かれた線路の上を走る動力車を操縦する資格。「乙種」は、専用軌道以外を走る路面電車などを操縦する資格。「第一種」は限定項目がありません。「第二種」は、主に自動運転を行う区間で自動運転が不能になった場合、最寄りの駅または車庫まで操縦する資格。「内燃車」はエンジンで動く気動車を操縦する資格。「磁気誘導式」はコントロールセンターなどと通信を行いながら軌道上を自動操舵する動力車を操縦する資格。そして「無軌条電車」はトロリーバスのことです。
各種免許のなかでは、「甲種電気車運転免許」の取得者が最も多くなっています。この免許を取得すると、普通列車や特急列車を含めた一般的な電車のほか、貨物列車、客車列車をけん引する電気機関車、モノレールなどを運転できます。

動力車操縦者運転免許試験の内容

試験は年2回で、各養成所のほか地方運輸局でも実施されます。試験科目は、身体検査、適性検査、筆記試験、技能試験の4科目で、身体検査・適性検査・筆記試験に合格すると、技能試験を受験できます。
筆記試験は、①動力車の操縦に関する法令に関する科目(鉄道に関する技術上の基準を定める省令、軌道運転規則、無軌条電車運転規則、運転の安全の確保に関する省令などを運転免許の種類別に問う)、②動力車の構造および機能に関する科目並びに安全に関する基本的事項および運転理論に関する科目(運転免許の種類別に動力車の構造および機能を問うほか、運転理論、一般常識を出題)の2科目。
技能試験では、①速度観測、②距離目測、③制動機(ブレーキ)の操作、④制動機以外の機器の取り扱い、⑤定時運転、⑥非常の場合の措置の6項目を審査します。

新幹線の運転士

電車運転士の“花形”ともいえるのが新幹線の運転士。
新幹線運転士になるための道のりは一つではなく、鉄道会社ごとに異なります。従来は、「甲種電気車運転免許」を取得して在来線での経験を積むルートが多かったようですが、今は直接新幹線運転士として採用されるケースや、車掌を経て昇格するキャリアパスもあります。そして、新幹線電気車運転免許を取得すると、見習い期間を経て、新幹線運転士に昇格します。東海道新幹線を運転する女性の運転士は2023年2月末日時点で約80人、その数は今後も増えると予想されています。

2024年9月更新

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