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国土交通省のデータによれば、日本の船員数は、昭和49年(1974年)をピークに激減。今は低いレベルで横ばいとなっており、航海士も同様です。しかし、島国である日本にとって船は重要な存在で、運航に欠かせない航海士の需要は今後も変わることはないと言えます。
また、日本の航海士は仕事ぶりの勤勉さなどから世界的にも評価が高く、その重要性は、高いまま保たれるでしょう。
他の職業に比べて高い給与水準や充実した年金制度などもあり、収入面でも安定しています。
海に囲まれた日本
我が国は周囲をすべて海に囲まれた島国です。貿易・交通・観光・レジャー・漁業など幅広い分野で船は欠かせません。航海士は今後も必要とされ、仕事がなくなることはないでしょう。
日本の航海士は勤勉さなどから、世界的にも高い評価を受けています。その一方で、日本と外国間や外国間同士を結ぶ外航船と呼ばれる船では、人件費の高さなどから航海士の9割以上が外国人となっているのが現状。今後、外航船における日本人の航海士の活躍は、海運業界が取り組まなければならない課題となっています。
恵まれた待遇
乗船時には息の抜けない長時間労働が続き、危険とも背中合わせで、大きな責任が伴う仕事なので、他の職業に比べて給料の水準が高いことは、今後も変わらないでしょう。給料の面で魅力的な職業であるのは、将来的にも同じです。
上級の海技士(航海)資格取得により勤務先でのステップアップが可能で、それに応じて給料のアップも見込めます。また、船員保険や独自の年金制度があり、退職後の収入も安定しています。金銭的な面からも将来性はあると言えるでしょう。
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