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パイロットの学校の選び方

パイロットの学校の選び方

全国のオススメの学校

パイロットを目指す場合は、どのルートを選ぶにしても、まずは大学や専門学校へ進むことになります。なぜなら、航空会社では「大学・専門学校の卒業」、航空大学校では「4年制大学に2年以上在学または専門学校の卒業」が応募(出願)資格となるからです。パイロット養成課程を設け、在学中に航空会社でパイロットとして働くために必要な資格の取得を目指す大学や専門学校を目指すのはひとつの方法です。航空会社や航空大学校の応募(出願)資格には学科やコースは特定されていないので、航空関係に縛られずに学びたい科目を選ぶという方法もあります。

学校選びのポイント

進学する大学や専門学校を選ぶ際には、そこで何を学びたいかを重視して選ぶことが大切です。いち早くパイロットに必要な知識やスキルを身につけたいと考えるのであれば、パイロット養成課程のある大学や専門学校、航空大学校への進学を視野に入れることになるでしょう。一方、大学では航空関係のことだけでなくビジネスや経済、文化などに関する幅広い知識を得たい場合は、学びたい科目のある大学に進んで学業に励んだ後、航空大学校への進学や航空会社への就職を目指すというルートになるかもしれません。

航空大学校を選び、専門知識・技能を身につける

航空大学校は、国内唯一の公的パイロット養成機関です。2年間かけて、宮崎空港・帯広空港・仙台空港に隣接した3つのキャンパスでパイロットに必要な知識や技術を学びます。出願資格には「入学年の4月1日時点で20歳以上25歳未満」「身長158cm以上」に加え、「4年制以上の大学に2年以上在学し、全修得単位数が62単位以上の者」「短期大学または高等専門学校を卒業した者」「専修学校を卒業し、専門士または高度専門士の称号を付与された者」といった条件もあるため、高校から直接航空大学校を目指すことはできません。また、募集人数は毎年108名と狭き門だといえます。入学試験は第一次試験~第三次試験の3段階で実施され、それぞれを合格した人のみ次の試験に臨めます。入学料は28万2000円、授業料は2年間の合計で480万8000円、これに寄宿料などが加わります。卒業時には、「事業用操縦士(陸上単発・陸上多発)」と「計器飛行証明」の資格が取得可能です。

パイロット養成課程のある大学や専門学校を選ぶ

近年、パイロット養成課程を設けている大学や専門学校が増えています。大学だと、法政大学や桜美林大学、東海大学、崇城大学などがパイロット養成課程を設けていて、卒業までにパイロットの必要な資格を取得できます。学校によってはパイロットや航空といった名称を使っていても、ヘリコプターパイロットの養成課程だったり操縦訓練を体験できる程度の内容だったりすることもあるので、カリキュラムや取得できる資格は必ず確認しましょう。また、卒業生の就職実績や飛行訓練場所(国内・海外)、学費なども学校を選ぶ際の重要なポイントです。パイロット養成課程のある学校の場合、学費に加えてフライト訓練の費用もかかるため、4年間の学費が概算で1600万円~2600万円と高額になる傾向にありますです。学校によっては、「未来のパイロット奨学金」「日本の翼育英奨学金」といったパイロットを目指す学生向けの奨学金を使えることがあります。

大学・専門学校を経て航空会社就職を目指す

パイロット以外にも目標があってひとつに絞れていない人や、航空関係の知識以外にも学びたい分野がある人は、まずは興味のある大学や専門学校に進むという道もあります。学業に専念したあと、ANAやJALなどの自社養成パイロットの採用を行っている航空会社に就職し、働きながらパイロットを目指すという方法も考えられるでしょう。ただし、自社養成パイロットの採用はANAで「45名程度」(「2025年度入社募集要項」より)、JALで「50名程度」(「2025年度職種別募集要項」より)と発表されています。かなりの難関だということを覚えておきましょう。

2024年9月更新

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