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ツアーコンダクターの必要な試験と資格は?

ツアーコンダクターの必要な試験と資格は?

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旅程管理主任者の資格を取得するには、観光庁長官登録の研修機関に登録された企業や団体で実施される、国内または総合旅程管理研修を受けて修了試験に通過し、一定期間内(研修の修了前後1年以内に1回以上、または研修修了後3年以内に2回以上)に、添乗実務研修に参加しなければなりません。

旅程管理研修の受講資格

(1)現に旅行業者の従業員であること。(2)現に旅行業者によって選任され、旅程管理業務を反復継続して行っている者。
(3)前項(1)または(2)に掲げる者となることが予定されている者(内定者を含む)。
※(3)に当たる、学生または旅行業にかかわっていない人は基礎添乗業務研修の受講が必要です。

基礎添乗業務研修

旅程管理主任者になろうとする学生、申請時点で観光業に従事していない人は旅程管理研修に参加する前に、基礎添乗業務研修を受講する必要があります。この研修では「添乗員の仕事とはどんな内容なのか」、「添乗サービスの基本」、「添乗の仕事の役割としくみ」、「国内添乗業務の流れ」、「海外添乗業務の流れ」の各項を学びます。研修は一般社団法人日本添乗サービス協会または各添乗員派遣会社で実施しており、また一般社団法人日本添乗サービス協会では、e-ラーニングによる事前学習が受けられます。

旅程管理研修

旅程管理主任者を目指す人は、観光庁長官に登録の研修機関が各地で実施している、旅程管理研修(指定研修)を受けなければなりません。国内旅程管理主任者の研修(2~3日間)では、旅行業法、約款、国内旅程管理業務関係を学びます。国内と海外で添乗のできる総合旅程管理主任者の研修では、旅行業法、約款、国内旅程管理業務に加え、海外旅程管理業務関係、語学(英語)を履修します(全4~5日間)。各研修の最後には修了テストが行われます。このテストは、各科目60%の得点が合格ラインです。なお、総合旅程管理主任者の英語力は、英検2級以上が求められます。

旅程管理主任者添乗実務経験

旅程管理主任者研修を修了した人は、研修終了の前後1年以内に1回以上、または研修終了後3年以内に2回以上、旅行業法で定められた添乗実務を経験しなければなりません。実務として認められるのは、企画旅行(一般的にパッケージツアーと呼ばれるもので、旅行会社が行き先やルート、代金などを決めて参加を募る旅行)に補助添乗員として同行、添乗員として手配旅行(旅行会社が航空券やホテルなどの手配のみをする旅行)に同行、添乗員派遣会社で行われる研修旅行、日本添乗サービス協会の研修ツアーに参加した場合です。国内旅程管理主任者は国内の添乗実務、総合旅程管理主任者は海外でのこうした実務研修が必要となります。

その他の資格

ツアーコンダクターは、旅程管理主任者の資格があればできますが、スキルを身につけるためにも取得しておきたい資格がいくつかあります。そのひとつが、観光英語検定試験です。空港や交通、ホテル、ショッピングなど観光における実際のシーンを想定した出題に加え、観光に必須の文化や地理、歴史の知識まで問われる検定です。1級は、海外で日本人客を接遇し英語で添乗業務ができる、国内で外国人に観光地などを英語で通訳ガイドができるといった高いレベルで設定されています。また、旅先の地理や観光名所の知識を測る検定に、旅行地理検定があります。4~1級まであり、2級以上が観光業界で働く人がスキルアップするために適したレベルとなっています。そのほか、航空券の予約をはじめ、ホテルやレンタカーなどの予約を総合的に行えるJALのオンライン旅行総合システム「AXESS」の操作レベルを測るAXESS実用検定も、ツアーコンダクターを目指して旅行業界に就職を考える場合、取得しておくと有利になる場合があるでしょう。

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