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アクチュアリー資格試験は、公益社団法人日本アクチュアリー会が実施しています。2022年の場合、12月中旬の5日間にわたって行われ、合格発表は翌年の2月下旬でした。なお、2022年より試験方式がコンピューターを利用したCBT方式に変更されております。全科目に合格し、プロフェッショナリズム研修(初期教育)を受講すると正会員になることができます。日本アクチュアリー会正会員が要件等となっている職務や資格として、保険計理人や年金数理人があります。
1次試験
1次試験は、2次試験を受験するのに相当な基礎的知識を有するかどうかを判定するために実施されます。
試験科目は、「数学」「生保数理」「損保数理」「年金数理」「会計・経済・投資理論」の5つで、この中から受験科目を受験者が選択します。
1次試験に1科目以上合格すると、日本アクチュアリー会の会員(準会員、研究会員)になることができます。
2022年度の1次試験合格率は数学=14.1%、生保数理=19.7%、損保数理=21.5%、年金数理=33.3%、会計・経済・投資理論=32.8%となっています。
2次試験
2次試験はアクチュアリーの実務を行う際に必要な専門的知識や問題解決能力を有するかどうかを判定する目的で行われる試験で、1次試験の全科目に合格した日本アクチュアリー会の準会員が受験できます。
試験科目には、「生保コース」「損保コース」「年金コース」があり、このうち1つのコースを受験者が選択します。各コースに設けられている2科目の試験に合格し、日本アクチュアリー会が設置する理事会の承認を得ると、いよいよ正会員となります。なお、理事会の承認を得るには、プロフェッショナリズム研修(初期教育)を受講することが必要です。
2022年度の2次試験合格率は、生保1=14.4%、生保2=15.8%、損保1=15.3%、損保2=10.5%、年金1=6.9%、年金2=17.4%となっています。
日本アクチュアリー会正会員が要件等となっている職務や資格
・保険計理人
保険会社は、法律により「保険計理人を選任し、保険料の算出方法や責任準備金の算出方法などの保険数理に関することに関与させる」ことが義務づけられています。
選任された保険計理人は、①将来の保険金支払いのために十分な責任準備金(将来、保険金などを払うための資金)が積み立てられている、②契約者配当や社員への剰余金の分配が公正に行われている、③保険会社が業務を継続することが可能かどうかの3点を確認し、その結果を取締役会に提出します。保険計理人になるには、日本アクチュアリー会の正会員となり、かつ保険数理に関する業務に7年以上従事する等の実務経験が必要です。
・年金数理人
年金数理人制度は、厚生年金基金や国民年金基金、確定給付企業年金に導入されています。さらに厚生年金基金には指定年金数理人制度が導入されています。各基金から指定された年金数理人は、厚生労働大臣に提出する書類の確認を行うほか、基金の財政状況の診断や財政運営へのアドバイスを定期的に実施しています。年金数理人になるには、日本アクチュアリー会が実施する試験の全科目(1次・2次試験合計7科目)に合格する必要があるなど厳しい要件が設定されています。