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公認会計士のキャリアは、監査法人に勤務するほかにも、独立開業など、さまざまなキャリアの可能性があります。今回は、公認会計士がたどる一般的なキャリアステップをお伝えしたいと思います。
公認会計士のキャリアのメインである「監査法人勤務」
公認会計士の資格を取得したあとに歩むキャリアには、大きく分けて①監査法人勤務と②経営コンサルタントという2つのパターンがあります。
監査法人に勤める場合には、一般的には年功序列の人事制度を取られています。安定した環境のなかで、じっくりとキャリアを積んでいけるメリットがあります。
とはいえ、一般的な事業会社と比較すると、経験の浅い段階でも大きな責任をもたされます。例えば、クライアントとなる会社に対して、チームを組んで監査業務を行うことになりますが、入社後3年から4年もすれば、チームの責任者という立場で現場を指揮することになるでしょう。
大手企業の財務担当者などと、対等な立場でやりとりができるわけですから、ほかの仕事では得がたいおもしろさや、やりがいを感じられます。
さらにキャリアを重ねると、管理職である「マネジャー」に昇格します。それまでにおこなってきたような、特定のクライアントに対する監査業務だけでなく、チームのメンバー構成を考えたり、仕事全体の進捗をコントロールしたりといった仕事が増えてきます。
昨今は多くの企業が国際的な取引をおこなっていますから、海外の監査法人と連絡を取り合いながら、必要な指示をすることもあります。
さらに昇格すると、最終的には監査法人のメンバーのトップである「パートナー」となり、事務所の方向性を定める経営的な仕事をする可能性もあります。
監査法人は、一般的な企業と同じく60歳代で定年を設定されていますが、その後も、事務所の顧問になるなどして、経験や知識を生かした仕事を続けることも可能です。
コンサルタントとして新たな価値を生む
公認会計士のなかには、独立してコンサルタントとなる人もいます。監査法人を新たに設立しようとすると5人以上の公認会計士を集めなければなりませんが、税務や経営のコンサルティングであれば、一人だけでも開業することができます。
公認会計士の資格を取得すると、税理士の仕事にも手を広げることが可能です。そうすると、コンサルティングだけでなく、クライアントの税務申告書類を作成したり、税務調査に対応したりといった仕事もできます。
公認会計士が持つ知識や技能を生かして、クライアントが抱える問題点をみつけ、解決策まで示すことができれば、活躍の場所を自らの力でどんどん広げていくことができます。
今回は、公認会計士の代表的なキャリアパスとして、監査法人勤務と、経営コンサルタントという道を示しました。そのほかにも、大学の講師や、一般企業の財務担当など、知識を生かせるキャリアはさまざまありますので、公認会計士としてどのような仕事をしていきたいのか、考えてみましょう。
公認会計士になるには?
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会計システム4年制学科 卒
商学部 会計学科(※2009年4月より、現在の経営学部 経営学科に改組)卒
経営情報学部 総合経営学科グローバル経営情報コース
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