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司法書士の仕事は、「不動産登記」「商業登記」「金融・過払い」という3つが代表的です。どの分野を中心に活動するかで働き方や1日のスケジュールも異なりますが、ここでは不動産登記メインと、金融・過払いメインの司法書士、それぞれの代表的な1日のタイムテーブルを見ていきます。
不動産登記メインの事務所で働く司法書士の1日
司法書士の仕事は、事務所内での書類作成や必要な情報を集めるための各所への連絡が中心となります。まずは、不動産登記を主業務とする事務所で働く司法書士の1日を紹介します。
7:00
起床
8:30
出社
メールチェックや1日の流れを確認します。
9:00~9:30
ミーティング
扱っている案件、事務所スタッフに頼んでいる業務について、進捗状況など現状の確認と共有を行います。
9:30~12:00
仕事
不動産業者または金融機関から決済日の2~3週間くらい前に決済日の連絡があって、案件を受注します。その後、決済に向けて印鑑証明書や売買契約書、融資証明書といった必要な書類を集め始めます。
不動産業者に連絡をして、「対象物件はどんなものですか」「固定資産税の評価証明書を送ってください」というやり取りを行います。
不動産業務を行う事務所は相続登記業務も扱っていることが一般的で、その場合は戸籍謄本などの証明書が必要となるため、役所とのやり取りも発生します。
12:00~13:00
昼食
13:00~18:00
仕事
売り主や買い主に、住民票をはじめ書類手配の連絡をします。
18:00~19:00
事務作業
金融機関や不動産業者、お客さんと連絡を重ね、書類の内容を確認するなどのやり取りを繰り返します。忙しい時期には、それだけで1日が終わることもよくあります。
なお、決済日当日は、1日に3件ほど、司法書士が必要書類をそろえて銀行に行きます。
20:30
帰宅
21:00~23:00
夕食、自由時間
24:00
就寝
金融・過払いメインの事務所で働く司法書士の1日
不動産登記を扱う司法書士と大きく異なり、事務所へ依頼者が訪ねてくることが基本となります。商業登記を扱う事務所の場合にも簡単に触れていきます。
7:00
起床
8:30
出社、メールチェック
9:00~9:30
ミーティング
10:00~12:00
仕事
事務所を訪れた依頼者と返済の見直しや債務整理について話し合い、面談の内容を踏まえて、司法書士が業者との交渉に移ります。
12:00~13:00
昼食
13:00~18:00
仕事
依頼者との面談、業者との交渉が業務の中心で、法律家という仕事をしていきたいと考えている人には、弁護士に近い印象もあって人気があるようです。
ちなみに、会社設立や役員変更時に必要な商業登記が主な業務の事務所では、税理士事務所や会計士事務所とのやり取りが中心になります。
どこに主軸を置いているかで1日の流れが変わりますが、基本的にはどの分野も事務所にいることが多いそうです。
20:30
帰宅
21:00~23:00
夕食、自由時間
24:00
就寝
取材協力先 佐藤貴弘
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